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第82期棋聖戦第三局 [将棋]

羽生棋聖に深浦九段が挑戦する今期の棋聖戦第三局。ここまで、羽生棋聖の2-0。一気に3タテで防衛と成るか挑戦者が踏みとどまるか。

詳細は、中継ページをご覧ください。

本局は、深浦九段の先手で、正調角換わり。

相腰掛け銀に進むも、後手が、24手目に△3三銀と早めに上がったため、同型にはならず。37手目▲4八飛と先手が右四間にする戦型になった。ここで、▲2五歩と突いても△7三桂とは跳ねてくれるとは限らず、右金の動きで、千日手模様になる可能性が高い。

お互い玉を囲い合って、41手目▲2五桂から開戦。ただし、まだ前例があり、豊島本などにも詳しく書かれている定跡の範囲。

46手目△7六歩は、重要な利かし。

54手目△6六飛は、知らないと怖いけど、ここから、飛車を切って勝負になることが分かっていれば、堂々と。

59手目▲6七同銀右が新手らしい。深浦九段らしい防御重視の手。63手目に▲2八角と引く準備ということか。仮に、63手目の時点で銀が5六にいたりすると、△2六角から攻めが続きそう。

そこで、じっと△7四歩が、非凡な一手。桂馬をとれるのに、それは後回し。

しかし、ここを突かれてみると、7六に銀がいるのがかえって当たりが強くなってる気がする。羽生棋聖が新手に
うまく対応してきたという感じがする。結局、するするとこの歩を切ることに成功。7筋にいつでも歩が叩けるようになったのは大きい。このあたりでは、後手持ちの印象だ。

たまらず、71手目▲4六角と切ったけど、ここまでの交換が先手にとって得だったかどうか。結果論ながら、63手目▲2八角のところで切っておいた方が良かったかもしれない。

74手目△3七角成で後手の攻めは一息。先手の反撃のターン。

81手目▲2三歩は、非常に厳しい一手。普通はこれで寄りですが、△同玉、▲2一竜に△2二角と埋めて、意外と耐久性がありそう。

先手玉も薄いので、2二の角に潜在的ににらまれているとつらい。

そして、92手目△3一金が読みの入った催促。先手はかなり忙しいが、後手も▲3五桂の筋が非常に怖いところ。いよいよ大詰め。何とか逃げ切れそうなので、後手が優勢か。

104手目△6五桂で、再度攻守逆転。今度は、先手玉が寄るかどうか。

しかし、106手目△3六馬~△5八馬が非常に厳しく、後手が勝勢。

・・・というわけで、羽生棋聖の勝ち。3-0で防衛となりました。

本局は、深浦九段の新手に対して、64手目△7四歩の妙手から羽生棋聖がややリード。対して、先手も81手目▲2三歩から相当迫ったけど、92手目△3一金が読みの入った強気の受けで、後手の勝ち筋に。

一日制タイトル戦の羽生さんは本当に他を寄せ付けない強さだ。名人位を失ったものの、棋聖戦はしっかり防衛し、調子が落ちていないのはさすが。

今シリーズは第二局の死闘を制したのが非常に大きかったと思う。第二局は、どちらかと言えば深浦九段が得意としていそうな泥沼の展開だったのに、結果は羽生棋聖が勝ってしまった。

角換わり腰掛け銀は、しばらくこの形が流行るかも。優劣はともかく、攻め合いに持ち込みやすいのが後手から見たときには魅力。玉も堅いし。


タグ:将棋 棋聖戦
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