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まてまてぃくす(出題編) [夜話]

電車の中でぼーっとしてたら、なんだか、ふと、脈絡無く、数学問題を思いついちゃった!ので、出題(笑)まあ、こういうところが理系人間が変人だと思われるところだと自覚はあるけども・・・(^^;)

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いろいろな解き方があるかもしれませんが、一応高校数学IIICの範囲までで解けるはず。というわけで、高校三年生以上向け・・・ですが、難易度はかなり高いと思います(^^;)自信がある方は解いてみて。

でも、いきなり思いついたにしては、我ながら上出来(^_^)v・・・と思うので、ちょっと自慢をば(^^;)

ポイントとしては、単なる数学の遊びの問題・・・というわけではなく、実社会でも役に立つ要素をいくつか含んでいるってこと。

まず、ターゲットの関数だけど、広義積分だし一見普通じゃない関数のようだけど、実はExponential IntegralまたはWell Function(井戸関数)と名前が付いていて、数学や物理の分野の専門家の間では"基本的"な関数の一つ。どういうときに出てくるかというと、たとえば大きな円盤状の板の真ん中に、一定の熱量を出し続ける熱源をおいたときに、板の温度分布が時間とともにどう変化するかというのを計算するときに使う。あるいは、水平に広がっている帯水層から地下水を一定のペースでくみ上げたときに地下水位の空間分布が時間とともにどう変わっていくかということを計算するときにも出てくる。とは言ってもそんなの何がうれしいの?・・・という意見もあるかもしれない。実際にどう使われているか。たとえば、地下水位を時間ごとに計測しておいて、この関数の値と比較することによって、その帯水層のなかの水の流れやすさを推定する・・・。現在でも最も有力な方法の一つとして実用されてる(^^)

それから、n階の導関数を求めるって言うのは、大学に入ったらすぐ習うTaylor展開に出てくる。Taylor展開は超便利なので、実際に科学技術分野では、よく使われている。手計算でちゃちゃっと複雑な関数の値を近似的に求めたいときに役に立つ。もちろん、高精度が求められるときには、具体的な値の計算はコンピュータにやらせることが多いけど、そのときでもそのためのプログラムを自分で書かなきゃいけなくて、そのためにはやっぱりn階の導関数の一般項を自分で導けないといけない。

そういえば、Taylor展開は、高校によっては教えてるところもあると聞いたことがある。やっぱり知ってる方が受験に有利なんだそうな。水琴は田舎の高校だったので、当然のように全く知らなかったんだけど、大学に入ってみたら、「ああ、高校でやったよ」・・・と言っていた人がいた。情報格差はおそろしい(^^;)

それはともかく、つまり、実際に使われている関数を対象としていて、さらにそれを実用的に近似するときに必要な計算を聞いているというわけ。ちなみに、この関数は性格が悪いというか、精度良く近似する方法が難しく、未だに十分確立しているわけではない・・・らしい。調べてみたところ、2000年にかなり良い近似方法が開発されたけど、それでも精度が悪いところでは三桁くらいしか精度がない。まあ、地下水とかなら実用的にはそれでも十分なんだろうけど、もっと高精度な計算が必要とされる分野ではどうしてるんだろ?世の中には、近似関数職人みたいな人がいるらしいので、たぶんそういう人が企業秘密的に開発してるんだろうな・・・と想像する。

というわけで、数学なんて実社会でなんの役に立つの?・・・というのに答えた問題設定・・・のつもり。まあ、水琴が大学で習った数学の先生に言わせると、具体的に値や式の形が答えられるのは、数学ではなく算数だそうな。数学というのは、値や式の形は分からないけど、極限値が存在することをつきとめたり、それが、ある値よりも小さいことを示したり・・・くらいのレヴェルかららしい(-_-)ここまでくると、あまりにマニアックすぎて水琴もついていけないけどね(>_<)

それから、テクニック的なことを言うと、この問題は、微積の問題であると同時にn階導関数の一般項を求めるという数列的要素を含んでいて、複数分野にまたがった総合的な問題になっている。だから、単純に高校の教科書の例題を覚えてきました・・・では解けないと思う。ちゃんと自分で考えてうまく組み合わせて解く力がいる。

と、ここまできて、ここまでピッタリな感じの問題って、たぶんどっかで誰かがすでに思いついて出題してるよね・・・という気がしてきたっ。

まあ、前例があってもいいや。調べるのめんどくさいし(^^;)

別にここでは入試問題作ってるわけじゃないしね。

解答編は8/3の予定。


タグ:数学
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すいっちょん [夜話]

梅雨明けからずっと暑い日が続いてて、どっかの田んぼは干上がったりしてたみたいだったけど、昨日は全国的に雨[雨]

ちょっとは恵みの雨になったかな。

おかげで夕べは涼しかったので、駅から歩いて帰るのも楽だった(^_^)vあまりに涼しくて秋と間違えたのか馬追がいっぱい鳴いてた。ふふふ、柏も田舎よのう~(笑)

そういえば、昨日は足立の花火大会だったよね。残念ながら水琴は職場の暑気払いがあって行けなかったよ。どうせなら、花火見に行こう~企画とかにすれば良かったのに・・・。それでも最後の方だけ足立方面の空が光ってるのが見えたかな[たらーっ(汗)]その後、TXで帰宅中、屋形船がでてるのとか見えてうらやましかったな~。今日は比較的風もあったから、きれいに見えたよね、きっと。

房総の方では、逆に風の吹きすぎで交通がやられてたみたいだけど。

あ、そうそう、水曜日の竜王戦決勝Tにも一応ちょっとだけ触れておきます。王位戦の熱戦の裏でこっそり行われた郷田九段(1組5位)vs久保二冠(1組4位)。詳細は中継ページ。本局は、久保二冠の5五に角を打つ石田流に対して郷田九段が棒金で対抗。A級同士の好カードのはずだったけど・・・。実戦は、郷田九段が序中盤に角をちまちま動かして趣向を凝らしてたけど、どこかで誤算があったようで、なにやら挙動不審だっただけで何も起こらず、形勢が悪化してそのままTHE END(>_<)おそらく、研究手順があったんだろうけど、本番で穴が見つかっちゃって、何とか修正しようとしたけど時既に遅しだった・・・みたいな感じかな。というわけで、裏番組は内容もいまいちぱっとせず・・・(>_<)

全然違うけど、電車内で見た日能研の広告8月号も、普通に良さそうな問題だった。・・・突っ込みどころがないよっ。←ま、そういうもんか普通。

今夜は寝苦しくないし、虫の音も心地よいし、早めに寝よっと。


タグ:将棋 風物詩
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第51期王位戦第2局(二日目) [将棋]

深浦王位に広瀬六段が挑戦している今期の王位戦第二局in札幌。詳細は、中継ページをご覧ください。

一日目は広瀬六段の振り穴に対し、深浦王位が急戦調で端から突っかけたところで終了。

さて、封じ手は・・・、△3五歩!ひ~、端を手抜いた。こうやるもんなのか[たらーっ(汗)]でも、大丈夫なのかな。これで端は受からなくなる可能性大なので、反対側で結構大きな戦果をあげないといけなくなるけど。・・・まあ、成算があるからやるんだよね。

そして、61手目▲9三角成[exclamation]うわ~、興奮状態だ(笑)

端から殺到してもぎとった桂馬を3四に打ち、銀と交換して攻めの継続を図る先手に対して、後手も74手目△5三角と大人の指し回し。これで結構難しい・・・と思ったら先手は▲3三銀!なるほど。指されれば意味は分かるけど、浮かびにくい手。露骨というか強引というか、まるで頭突きしてるみたいな感じ。ただ、これは受けにくそう。攻めがつながったか?

しかし、82手目△5二角も粘り強い手。よくもまあ、こんなに分かりにくくしてくれるもんだ。厳密には先手がいいはずだと思うんだけど、具体的にどう進めたらいいのか、さっぱりわからなくなる(>_<)・・・なるほど、そこで▲4二竜か。そうすればいいのか~!いや~、両者のぎりぎりの攻防が、すごすぎてついていけないよ。

91手目▲8七歩は辛いね~。ちょっと勝ちを意識してるかも。後手も△3六歩から反撃に出てきたけど、わずかに足りないのか。

113手目▲5四歩~▲5五馬は、参考にしたい手。最後のラッシュ前に自玉の安全度をじっと高めておく。後手に速い攻めはない。

・・・というわけで、本局は深浦王位の勝ち。全体を振り返ってみると。先手番の一手速い利を生かしての速攻&強襲が成功し、その後ごちゃごちゃと粘着してくるところを必殺▲4二竜で振り切ったって感じかな。うんうん、やっぱりこういう展開の方が深浦王位は力が出るよね。でも、広瀬六段の粘りもさすがで、穴熊だけじゃない、総合的な強さがひしひしと伝わってきた。

さて、星も五分になって、次は第三局。挑戦者の先手番で、再び相穴熊戦になるのか、意表の戦型になるのか。水琴予想の本命は、相穴熊だけど、大穴としては▲7六歩、△3四歩、▲2六歩!を予想しておきます(笑)


タグ:将棋 王位戦

第51期王位戦第2局(一日目) [将棋]

深浦王位に広瀬六段が挑戦している今期の王位戦。第一局は、相穴熊の広瀬ワールドが炸裂して挑戦者快勝。第二局は、札幌で昨日・今日戦われます。詳細は中継ページをご覧ください。

本局は、深浦王位の先手番なので、相穴熊を選ぶのか、急戦調の将棋になるのか、深浦王位の作戦が見所。・・・と思って見ていたら、15手目▲9六歩。これで、穴熊はなさそう。船囲い急戦か銀冠か。一方の広瀬六段はやはり十八番の穴熊へ。そしたら、17手目▲6六角!

これは穏やかでなくなってきた。以前、早指しだったと思うけど田村六段が久保二冠相手に似たような形から、▲9五歩~▲7七桂~▲8五桂として、▲9三桂成から、がつがつ行って穴熊を崩壊させ、一時優勢になった将棋があったような(その将棋は後で失着があり、結果は逆転負け)。すぐ行くとは限らないけど、大砲を据えていつ端攻めを決行するのか、ドキドキ[揺れるハート]の展開。深浦王位は8筋の歩を切りながらチャンスをうかがう。

一方、広瀬六段も細心の注意を払いつつ、しかしなかなか△8三歩とは打たない。もちろんここで簡単に謝っていたのでは面白くない。王子だし(笑)

先手は、さらに▲3八飛~▲3五歩で、さらに手持ちの歩を追加。細かくポイントを稼ぐ。後手は、その間に悠悠と玉型を整備しているけど、カウンター狙いの作戦なのかな。穴熊だけに細かい出血ではびくともしない。ざっくりやられなければカウンターパンチを入れるチャンスは巡ってくるという大局観でしょう。

先手としては、ここから玉を整備してもそんなに固くなる感じでもないので、二歩持ったことだし、そろそろ端攻めを決行したいところ・・・。と、思ったら行ったよ、▲9四歩~▲9三歩。ふ~ん、相手の持ち歩の数で応手の候補が絞れるのか。知らなかったよ。何でも同香から読むことにしてた(^^;)時間がないときには使えそう。nice!解説。・・・あ~、後藤さんね。納得。

さて、先手が勇躍▲8五桂と跳ねたところで、封じ手は広瀬六段。初封じ手だね。おめでとう(?)

水琴の封じ手予想は、・・・普通ですが△7五歩。とりあえず先手の角道を何とかしたいので、△7五歩か、△6六歩だと思うけど、この中で考えると、まあ△7五歩なのかなと。これで、具体的に悪くなるとも思えないし。これで相手にうまく立ち回られて悪くされたら、すでに元が悪かったということのような気がする。

そうそう、中継ブログの写真のおやつ&食事がとってもおいしそう。きれいに撮れてて、思わず食欲をそそられる~(^_^)v

それに比べると、第一局ときのブログ写真は・・・ちょっと残念(^_^;)

熱戦に華とつかの間の和み(?)を与えるおやつと食事。水琴はタイトル戦のときは毎回楽しみに見てるんで、ぜひ今日もおいしそうに撮ってくださいm(_ _)m


タグ:将棋 王位戦

第23期竜王戦決勝T第6戦 [将棋]

竜王戦挑戦者決定トーナメント第6戦。阿久津七段(3組1位)vs松尾七段(1組2位)の一戦。若手と中堅の境目くらい(?)の実力者同士の対決。詳細は、中継ページをご覧ください。

阿久津七段は、顔立ちはかわいい(失礼!)しトークも得意で普段はとってもさわやか風味だけど、将棋は切れ味鋭い攻めの棋風の居飛車党。序盤でちょいミスして作戦負けになっても、それを認めないような意地っ張りな指し方を選んだり、どうも血の気の多い将棋だ(笑)・・・と水琴は思う。一方の松尾七段は、居飛車穴熊の固め方に一大革命を起こした松尾流穴熊が記憶に新しい。一方で、横歩取りなど比較的玉の薄い戦型も指しこなすし、角換わり腰掛け銀先後同型の先手番も強い。研究量豊富なムッツリ居飛車党。

本局は振り駒で、先手は阿久津七段。すらすらと、横歩取り8五飛vs中住玉の対策の定跡型へ。最近は横歩取り8五飛もかなりの範囲が定跡の世界になり、以前のようにスペシャリストの戦型という印象はなくなってきた。横歩取りは間違えたり相手の研究にハマると一気に持って行かれる・・・というイメージからアマでは敬遠されることもあるみたいだけど、逆に言うとそれだけ手の選択肢が狭く、定跡を覚えやすいという面もある。

36手目△7五歩から開戦。ただ、前例がいくつかあり、まだ定跡化された手順のうち。その後も、前例通りにすすむ。昼休前の49手目▲2八歩は、いかにも先手がペチャンコなので常識にとらわれていると指せない手だけど、低い陣形のまま局面を落ち着かせれば歩得と持ち角が有利に働くという大局観。

それに対して、昼休明け50手目△7六歩が松尾七段の新手。最後の一歩を投入して攻めが続くかどうか。

その後、数手は阿久津七段が松尾七段の研究手順にハマっているかに見えたけど、57手目▲3九飛が阿久津七段の才能を感じさせる力強い受けで、簡単には土俵を割らない。今度は後手が困ったみたい。

ひねり出した感じの△6四桂に対して、先手は▲2五桂!・・・さすがの踏み込みだけど、とっても怖い。やはり、血の気が多いようだ(笑)

先手が攻め合いを選んだため、ここからは激しい殴り合い。ただ、金が突進して飛車を取りきった先手に若干分がありそう。戦型も場所も違うけど、これぞまさに棒金!

先手優勢のまま、ほどなく終盤戦。しかし、89手目▲1一角成と香を取った手が緩かったみたいで、後手玉はすたこらと逃亡に成功。先手も受けに回らなくてはいけなくなって、混戦模様に。

ただ、結果的には先手がわずかに残っていたみたい。後手もかなり追い上げたけど、先手玉が広くて捕まえきれなかった。

感想戦でも▲3九飛が好手だったということになったらしいね。横歩取り8五飛で研究手を放った松尾七段だったけど、阿久津七段がとっさに対策を編み出して優勢を築いたのは、さすが。

さて、勝った阿久津七段は次はいよいよ羽生名人とあたります。


それにしても今週は将棋中継三昧だ[るんるん]王位戦もあるし、竜王戦決勝Tももう一戦あるし。あ~、忙しい(笑)


タグ:将棋 竜王戦

水琴流角交換振穴対策(2) [将棋]

以前のエントリの続き。まあ、分かってるとは思うけど、水琴はそんなに強くないので、鵜呑みにしないようにね。

で、まずは、基本図。

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ここから、
・▲8六歩△同歩▲同飛は、飛車交換に応じてよし。
・▲8六歩△同歩▲同銀は、△7九角から攻め込んでも良さそう。そこまでしなくても、7三に銀が待っている関係で、別に次に▲8五銀と来られても怖くないし▲7七銀と引いて飛車交換を迫られても怖くないので、じっくり他の手で手渡ししていても悪くない。
・▲9七香~▲9八飛は、いつでも△8四銀で受け止められるので怖くない。じっくり押さえ込んで作戦勝ちにできる。
というのが水琴の見解(詳しくは前回を)。

で、▲3六歩~の指し方に対する対策がまだだったので、今日はそれを。

▲3六歩は、一見ぼんやりしてるし、穴熊のコビンがあくので、大したこと無さそうだけど、漫然と対応すると穴熊特有の強引な捌きを食って一気に敗勢になるので、注意が必要。

まず、穴熊側の成功例から。

図から、▲3六歩、△5四歩、▲3七角、△6四歩、▲6六銀、△4五歩と進んで次の図。なお、△6四歩は角道の一時的な遮断。また、△5四歩は、のちの▲5五銀や▲5五角を防ぐ意味。また、△4五歩は何かの時に△4四角を作る意味。

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さて、ここから、▲7五歩、△8六歩、▲同歩、△7五歩、▲同銀、△4四角、▲7七歩、△7六歩、▲6四銀、△7七歩成、▲7三銀成、△同桂、▲同角成、△8八と、▲8二馬、△8九と、▲9一角成、△9九角成と斬り合った局面がどうか(次図)。なお、途中、△8六歩の突き捨てを入れておかないと、先手の飛車を軽くかわされたときに、早々に後手が参ってしまうので注意。

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で、この局面は、駒の損得無し・・・。だけど、互角の捌き合いでは玉が固い穴熊有利。しかも手番は穴熊側。よって、この局面は間違いなく先手優勢でしょう。後手側も色々と変化はあるけど、どれも先手の穴熊の固さが生きそうなのが多いと思う。・・・というわけで、戻って、基本図から▲3六歩の局面を見直してみる。

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ここから、一気の斬り合いは穴熊の思うツボ。よって、後手は、ちょっと曲線的な指し方を選ぶ。それが、次図の△4五角。

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6七に角を成られてしまうと困るので、▲6八飛くらいでしょうが、それなら、ぱくっと△3六角。この一歩得が見た目以上に大きいというのが大局観。まあ角を手放すわけなので、成算がないとこまるんだけど[たらーっ(汗)]

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ここで、仮に初志貫徹ということで▲3七角とくれば、△5四角として、先手は▲7五歩と仕掛けられなくなっているし、▲6六銀ともあがれなくなっている。仮に▲8八飛として一時的に8七を受けても後手は一歩持ってるので、▲7五歩としかけると、△同歩、▲6六銀の瞬間に△8六歩、▲同歩、△8七歩、▲7八飛、△7六歩と進んで後手優勢。

かといって一歩得して、長引くようなら後手がよいでしょう。というわけで、基本図から▲3六歩は、△4五角の歩の両取りで後手よしだと思う。

もともとこの筋違いの角は5四に引ければ、先手の穴熊の頭と飛車の頭を両にらみの絶好点だし、仮に追われても4三の安全地帯があるので簡単にとられない。だから手放したと言っても、負担にはならず、むしろ働くことが約束されている角だと思う。もともと筋違い角は、この角交換振り穴に対して有力視されてきた戦法だしね。

では、▲3六歩は、ただ取られてしまって面白くなかったので、同じ後手の飛車のコビンを狙う意味で、いきなり▲4六角と打ってはどうか・・・ということも考えられるよね。

これについては、また今度。


タグ:将棋 水琴流

土用の丑 [夜話]

明日は、土用の丑の日。土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べると良い・・・ということで、中でもウナギを食べるのが定跡(笑)になっていますが、地域によっては、梅だったり、うどんだったり、ずばり牛だったり色々らしい。

土用というのは、季節の変わり目のこと。季節の春夏秋冬に対して、五行のうち木火金水をイメージ的にあてはめたことはいいけど、土があまっちゃったので、じゃあ季節の変わり目を土ってことにしよう・・・ということで、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を土用としたらしい。・・・と、こんないい加減なノリだったかどうかは今となっては分からないけど、まあ、そういう言い伝えのようです。ちなみに、今は、昔と少し定義が変わって、天文学的に決めるので、ぴったり18日じゃない年もある。

今の土用は、いよいよ夏本番到来ってことで立夏の前の土用・・・と現代人は思っちゃうところけど、実は立秋の前の土用。そう、もうすぐ秋・・・というわけ。今の土用は天文学的に決めているので、このずれは新暦と旧暦のずれというわけではなく、昔と今との季節感覚のずれ。旧暦の7月7日の七夕は、今年は新暦で8月16日だけど、七夕が秋の季語であることからも分かるように、れっきとした秋の風物詩だった。でも、今の感覚からしたら、8月16日でも思いっきり夏[晴れ]・・・と思うよね~。でも注意してると、ちょうどその頃から鳴く虫の種類が変わってくるんだよね。きっと昔の人は、そういうところで季節を定義してたんだろうな~と思う。

ところで、丑というのは干支のうし。これも今や生まれ年の干支は気にしても、日の干支を気にしてる人っているんだろうか?ちょうど、この時期だけいきなり「丑はいつ?」と思うだけだよね。土用が18日あって、干支が12日で一週なので、かならず、土用の期間中に一度は丑の日が来る。ときに二回来る年も。土用も本当は年四回来るから、土用の丑の日って結構あるんだけど、イベント的なのは、この時期だけだね。節分も立春以外は大体スルーだし、ま~そんなもんかな。

そういえば、生まれ年で「ひのえうまは・・・」みたいなのがあるけど、日付の干支にもそういうのあったのかな。今となっては全く分からないけどね。ちなみに、この頭に付く、「ひのえ」とか「みずのと」とかっていうのも五行と関係があって、「きのえ」「きのと」は木の兄、木の弟ってことらしい。明日は「みずのとうし」。五行×兄弟で10。干支が12で、一週ごとに2日ごとずれる関係で、60日で一週。年の干支も同じで60年で還暦。2ずつずれるので、うしは必ず弟。みずのえうしなんてのは絶対にない(^_^)・・・別に兄弟無くても60で一週なんだけど、やはり"陰陽"五行だからかな。

うなぎといえば、今年になって完全養殖(捕獲してきて育てたウナギからウナギが生まれて、それが繁殖可能な成体になる)というのにはじめて成功。まだ、研究段階なので、成長ホルモンの直接投与などの裏技的なものも使っている段階だけど、この結果をヒントに餌や飼育環境を見直していけば、近いうちに普通のわざの範囲で実用化できる可能性が高い。まあ、アメリカの畜産のように成長ホルモン投与は普通という考え方もあるけど、ウナギの場合、手間や費用対効果の面、日本の潔癖な消費者という面をもろもろ考えると、できればなしで行きたいところ。ともかく、最近、天然ウナギの稚魚の漁獲高が低迷しているらしいので、幻の珍味になってしまわないよう養殖技術の発展に期待したい。

・・・と、難しい話はこれくらいにして、ウナギの食べ方の話。

水琴が18のとき、はじめて東京に来た年の今頃。土用の丑ってことで、ウナギを食べたのだけど、食べてみて、・・・?なんか今まで食べてたのと食感が違う~(>_<)なんかこれ、ひょっとして蒸してない?フニャフニャというかしっとりというか・・・。ずばりパンチがない(笑)

そう、地元の方では、いきなり蒲焼きにするのに対して、東京では蒸してから蒲焼きにするらしい・・・と、あとから知った。これは結構な衝撃たったね(^^;)・・・でも、東京の人には悪いけど、絶対にいきなり蒲焼きにした方が香ばしくておいしいよ?表面はよく焼けてちょっとカリッとするくらいの感じで香ばしく、中はホクホク&ジューシー。これぞウナギの醍醐味でしょ[exclamation]・・・まあ、好みもあるんだろうけどね。同じ中部地方出身でありながら、東京にでて来て食べた蒸したやつの方がおいしかったなどといった裏切り者(?)もいたっけ。でも、そういえば、この前、キタナシュランで紹介されてたうなぎ屋は、いきなり焼いてたね。うろおぼえだけど、あれは成田だったかな。関東にもあることはあるんだね。まあ、テレビで紹介されちゃったから、今年の土用の丑は大混雑でとても近寄れないだろうけどね・・・(-_-)

今年はどうしようかな・・・。スーパーのウナギを買ってきて、家の網で二度焼きするかなあ。スーパーのでも二度焼きすれば、結構いい味がだせるんだよね。ちょっと手間がかかるけど(^^;)


タグ:風物詩
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第23期竜王戦決勝T第5戦 [将棋]

竜王戦挑戦者決定トーナメント第5戦。郷田九段(1組5位)vs戸辺六段(5組1位)の好カード。飛ぶ鳥を落とす勢いの戸辺六段をA級の強豪郷田九段が迎え撃つ本局。詳細は、中継ページをご覧ください。

郷田九段は、羽生世代の本格的な居飛車党。妥協しない長考派。名人挑戦経験もある。一方の戸辺六段は先手なら石田流、後手ならゴキゲン中飛車の現代風振り飛車党。勝ちまくっている新鋭で、このトーナメントもここまで快勝してきている。郷田九段は1組5位というのは、やや不本意な位置かもしれないけど、俗に裏街道と呼ばれているポジションで、ここから挑戦者も出たことがあるから、虎視眈々と狙っていることでしょう。

さて、本局は、振り駒で郷田九段が先手。初手から▲7六歩、△3四歩、▲6八玉と進んだ。この▲6八玉は、「中飛車にはさせません」&「居飛車で来れるものなら、どうぞ。私の土俵でお待ちしてますよ。」という意味。最近▲5八金右超急戦が復活の兆しがあるので、それもあるかと思っていたけど、今回は中飛車以外の戦型が確定。戸辺六段は四間飛車穴熊を選択。ちなみに、公式サイトの解説で、戸辺六段が角道を止めたのは意外と書いてあるけど、先手玉が7八まで行ってしまった段階では、△8八角成を▲同玉と取られてお手伝いになってしまう関係で、角道を開けておくメリットが薄い。なので普通の選択だと水琴は思います。

さて局面は、先手も穴熊を選択し、相穴熊に。王位戦でもやっている戦型だけに、お互い注目して研究もしているだろうから、緻密な戦いの予感。

互いに囲いも完成してきたころ。44手目、7六の歩とりを見せて△8五銀と後手から揺さぶってきた。ただ、結果的には、これはどうだったかな。幸便に▲5七銀~▲6八銀と固められた一方で、△7四銀と戻っているのでは、手損があまりに痛すぎたような気がする。手得した先手は先に玉を固め終わり、飛車先の歩を切って先制攻撃。全くセオリー通りの教科書のような展開で、飛車先を突破して先手良し。後手は、カウンターを出したいんだけど、飛車先が重いのが悩ましい。

仕方なく、後手は端からアヤを求めて行ったけど、先手玉は右側が途方もなく広く、また守備の金が二枚とも健在でなかなか寄る気配がない。一方で後手玉は徐々に受けにくくなってきた。いよいよ先手勝勢か。

107手目▲7二角はかっこいい手(^^)次の一手問題みたい。戸辺六段も粘ったけど、郷田九段の玉が全然寄らないので、落ち着いてしっかり寄せきられた感じ。119手目▲5一竜なんていうのは、普通はこういうところで竜を逃げていては間に合わなくなる・・・としたものだけど、先手玉がとても安全なので、次に▲9四歩からの攻めで十分間に合う。だから、この場面ではむしろ冷静な一着という評価。後手もやむなく、△9四歩と受けたけど、これは一時しのぎで、最終的にはその上から▲9五歩として、▲9四歩~▲9三歩成と突進して勝負あり。

結果、郷田九段が貫禄を見せて圧勝。後手の中盤のミスを的確に咎めて攻め込み、端からきた勝負手もしっかり余しての快勝はさすがA級という感じ。戸辺六段は戦う準備が整う前に攻め込まれてしまって、いつもの力を発揮できなかったね。同じ囲いで先に攻め込まれてしまうと、大抵一方的な内容になってしまうのは怖い。特に相穴熊は、「固い、攻めてる、切れない」状態を先に作られてしまったら、その時点でほとんどOUT!反撃のターンは、まず回ってこない。なので、序盤中盤のちょいミスがすぐ命取りになってしまう。本局もその怖いところがでてしまった感じ(>_<)

というわけで、注目の戸辺六段の快進撃もここまで。勝った郷田九段は、次は久保二冠と当たります。


タグ:将棋 竜王戦

甘くて、少ししょっぱくて、時々冷たくて [夜話]

通勤中に目にとまった車内広告から。

首都圏の主な鉄道会社共同のスタンプラリー企画。題して、「東京でご当地スイーツに出会う。ふるさとアンテナショップめぐり」。ああ、マンゴーゼリー、ソフトクリーム・・・。京都の「鴨の流れ」っていうのもなかなか涼しげな和菓子。この蒸し暑い車内でそんなもの見せられたら食べたくなるに決まってるっ。・・・なになに?詳しくは各駅にあるリーフレットね。

がってんだ[ダッシュ(走り出すさま)]

・・・というわけで、駅におりたら、さっそくリーフレットをゲット(^_^)v

ページを開いてみると、各都道府県の名物スイーツがたくさん。目移りするね(^^)

そういえば、水琴のふるさと岐阜県は何を出してるのかな・・・。・・・。・・・。

あれ?ない?

よ~くみると、32道府県が参加って書いてある。全都道府県じゃないのか(>_<)・・・それにしても、滋賀、福井、石川、富山、長野、静岡が出しているのに、岐阜はいないなんて、それでいいのか、我がふるさとよ。

でも、思い返してみると、岐阜県のスイーツというと干し柿とか、栗きんとん・・・とか?確かに季節じゃないのかも。でも、岐阜県だって牧場はいっぱいあるんだから、なんだかんだとソフトクリームくらい出してみたら、どうなのかなあ?ちなみに、都内に出してる岐阜県のふるさとショップは、六本木にあります(こちら)。今回は、やる気出してませんが、お近くまでお越しの際は、ずずい~っとのぞいてみてくださいなm(_ _)m

と、強引にふるさとの宣伝もしたところで(笑)、どこのスイーツに行くか決めなくては[あせあせ(飛び散る汗)]

富山県の塩ソフトに香川県の塩チョコ、それに宮城の塩シュークリームと、塩系のが結構あるね。この中から選ぶとしたら・・・、う~ん悩ましいけど、・・・ここはシュークリームかな。まだ食べたことがないし。

和菓子だと、長野県のあんず姫がおいしいのは知ってるけど、隣国の民としては、そこまで珍しくないので今回はパス。やはり京都の「鴨の流れ」かな。車内広告でも惹かれたし。

夏だから、やはりアイスは行っておかなくては・・・ということで、アイス系を出しているのは、山形、福島、富山、鳥取、鹿児島、沖縄か。・・・となると、やっぱり、深層水塩ソフト(富山)かな。塩系部門では敗れたものの、こちらで復活当選!

最低この三箇所に行けば、スタンプは完了なんだけど、他の所も結局ついつい行ってそうな気がする・・・。食べ過ぎに注意しないと!・・・と全く効果のない呪文を唱えながら、巡っていることでしょう♪


タグ:甘味
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水琴流角交換振穴対策 [将棋]

本当は、昨日投稿する予定だったけど、衝撃的(?)なことがあったので、一日遅れました(^_^;)

さて、以前のエントリで、水琴流の角交換振穴対策があるみたいなことを書いてしまったので(ちょっと後悔・・・[たらーっ(汗)])、本当に有効かどうかは一切保証しないけど、一応紹介(^_^;)

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図は、先手角交換振穴に対して後手が矢倉+早繰り銀模様の構え。ちなみに居飛車側が先手の時は、玉側の端歩を突き越すことが多いかな。端歩に代えて玉頭の歩を突くのも一局かもしれない。ここでは、一応この局面を基本形ということにします。

さて、この居飛車側の右銀の位置は、変なところにいるわけだけど、基本的に振り飛車側からの7~9筋の攻めを完封するためのもので、速攻するためのものではない。もちろん、十分に組み上がったあかつきには、攻め道具になるけど、多くの場合はその前に振り飛車側から手を作りに来ることが多いので、あんまり実戦では機会がない。まあ、相居飛車の角換わり棒銀に対する早繰り銀みたいなもので、この位置にいることに価値がある・・・というもの。

つまり、図の局面での居飛車側からの狙いは、目下のところこれと言ってあるわけじゃない。だけど、振り飛車側が駒組み完成して仕掛けたいのに対して、居飛車側はそれを完封できるように待っているので、動けない・・・というのが狙い。じっとしていると、居飛車側には玉頭の位をとったりしながら、4三か5四あたりに角を打って早繰り銀風味で相手の攻撃陣を潰しにいくような手とか、指したい手がいっぱいあるのに対して、振り飛車側には有効な手待ちがないだろう・・・という主張で、これが正しければ、この時点で居飛車側の作戦勝ち!というわけ。

ここに至る手順は省略しているけど、基本的に振り飛車側は穴熊が完成するまではおとなしくしていることが多いし、あんまり変な罠とかはないので、大丈夫でしょう。あえてポイントを挙げると、最近は振り飛車側が向かい飛車に振り直すのを遅らせて居飛車側から6筋(戦後逆なら4筋)の歩をつきにくくさせるようにして、腰掛け銀模様を牽制してくるので、それを意識した形です。

さて、図の局面で、振り飛車側からの7~9筋における狙い筋は、ここから大きく分けて4通りだと思う。
1.▲8六歩、△同歩、▲同飛
2.▲8六歩、△同歩、▲同銀
3.▲9七香~▲9八飛~▲9五歩
4.▲3六歩~▲3七角~▲7五歩、△同歩、▲6六銀~居飛車側の飛車のコビンを狙う

この中で、1~3はあまり難しいところはないと思う。

1.は、8六で飛車交換後、居飛車側から△8八飛と銀桂取りで先着できるのに対して、振り飛車側からは▲8二飛と打てない。・・・これが、銀の効果。▲8三飛として銀を無理矢理守ろうとすると、△8二歩くらいで居飛車優勢だし、一段目から打つのでは銀を取りながら△8六飛成とされて、桂馬も守られてしまいお話にならない。

2.は、いろいろあるけど、△7九角、▲7八飛、△8六飛、▲7九飛、△8八飛成と、角銀交換しながら飛車が成りこむのが実戦的には勝ちやすいのかな~。振り飛車側の飛車のさばきを押さえ込んでから、ゆっくりと金攻めが間に合うと思う。

3.は、△8四銀とがっちり受け止めておいて問題なし。飛車のコビンが気持ち悪いけど、角を手放してくれたら、幸便に飛車を端に寄っておいて、今はなんでもない。むしろ端の駒数が勝つので、機会を見て端を破ることも可能。また、△8四銀に対して単に△8八飛などと戻ったりすれば、千日手もあるけど、棒銀風に銀香交換して端を突破することも可能。

4.は結構難しい。組み合わせがいろいろあるからね。ひょっとしたら、調べ切れてない変化の中には振り飛車側が互角以上の変化がある可能性もある。でも、実際に仕掛けるまでにまだまだ手数がかかるし、バレやすいというか一本狙いだし、穴熊のコビンを自ら開けてくれる順なので、まあこういうのは大体何とかなるとしたものだよね。これは、とにかく変化の量が多いので、詳細な順は、また機会があったらということでm(_ _)m


タグ:将棋 水琴流

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