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0.39μSv/h→移住権利区? [夜話]

コメント欄にも寄せていただきましたが、「空間線量率が0.39μSv/h以上の地域は、チェルノブイリ事故の場合に照らすと、移住権利区に相当する」・・・というまことしやかな風説があるようです。

ですが、これは、おそらくいくつかの初歩的な勘違いから生まれたものと思われます。

International Advisory Committeeが、1991年の国際会議でまとめた報告書"The International Chernobyl Project -Assessment of Radiological Consequences and Evaluation of Protective Measures-"に、ソビエトが採った放射線防護策に関して、詳しく述べられています。

英語で読めますので、リンクを貼っておきます。概要版詳細版←超長編・・・

このなかで、ソビエトが1990年に導入した移住プログラムについても述べられています。
(1)137Csによる地表汚染が、37~555kBq/m2の地域では、補償として15ルーブル/月。ただし、移住はサポートしない。
(2)137Csによる地表汚染が、555~1480kBq/m2の地域では、補償として30ルーブル/月。また、妊婦と子供は移住させる。その他の人々は、移住を望めばサポートする。
(3)137Csによる地表汚染が、1480Bq/m2~の地域では、全住民を移住させる。
ということです。

上記からすれば「移住権利区」というのは、(2)のグループのことだと考えるのが自然だと思います。ちなみに、柏は、40~50kBq/m2程度ですから、上記では、(1)に相当します。・・・ということは、これに照らせば移住はできませんが、補償は要求できそうですね。ソビエト崩壊直前の15ルーブルの価値がよく分かりませんが(笑)

福島県内でも555kBq/m2を超えるところは、きわめて限られているようです。報道などで見る限り、たとえば浪江町で430kBq/m2くらいのようです。

一方で、185~555kBq/m2は、"periodic control zone"、555~1480kBq/m2は"permanent control zone"、1480Bq/m2~は"closed zone"という別の区分もあります。このグループ分けですと、フクシマ北西方向の高線量地域は"periodic control zone"、柏は対象外です。

一部で誤解が見られるようですが、"periodic control zone"→「移住権利区」という区分けではありません。大体、意味が違いますしね。

さて、上記のように、もともとソビエトのプログラムはセシウム137による地表面の汚染度で、グループ分けされていました。空間線量率ではありません。

では、0.39μSv/hは、どのようにして出てきた数字なのでしょうか?これも、初歩的なミスが疑われます。

セシウム137の空間線量率への寄与率は、2.1×10-3[(μSv/h)/(kBq/m2)]と見積もられています(あくまで理論値で、実際にはバラツキがある)。仮に、185kBq/m2(periodic control zoneの下限)→0.39μSv/hになります。

上記から明らかに、セシウム137のみしか存在しないときの空間線量率が0.39μSv/hと推定されるということで、他の核種は無視されています。チェルノブイリのときは、事故後4年経過して、セシウム134が1/4程度に減衰してからの基準であったことも考えると、これで良かったのかも知れませんが・・・。

今の日本のようにセシウム134の寄与率が無視できない状況では、セシウム134からの寄与を上乗せして考えなくてはいけません。観測データから、セシウム137とセシウム134の放射能は近似的に1:1くらいですから、そこからセシウム134用の5.4×10-3[(μSv/h)/(kBq/m2)]の換算係数で計算して上乗せすると1.3~1.4μSv/h程度ということになります。

というわけで、現状で、1.3~1.4μSv/h程度以上の空間線量率の地域については、"periodic control zone"に該当する可能性があると言うことになります。

さて、ミスだらけで何が何だか分からなくなってきましたが、まとめると、

(1)ソビエトの管理は、地表面のセシウム137汚染度(1990時点)で行ったもので、空間線量率で行ったわけではない。それを空間線量率で議論するのはミスリーディングだし、セシウム137だけで空間線量率換算するのも現状にそぐわない。また、チェルノブイリのときは、事故後4年経過して、セシウム134が1/4程度に減衰してからの基準であったことも考える必要あり。
(2)periodic control zoneは、移住権利区ではない。移住権利(および義務)が発生したのは555kBq/m2以上。これは、現在の日本では、原発に近い非常に狭い領域に限定されていると思われる。
(3)もともとの定義に従って分類すると、柏は、periodic control zoneではないが、補償対象くらいにはなるかも?四年後くらいに、精神的苦痛による慰謝料と除染施工費用を請求してみますか?

ということです。

いずれにしても、「0.39μSv/h→移住権利区」説は、このように複合的な誤解とミスリーディングが重なって生まれた風説と思われます。

そもそも、ソビエトは、事故発生の1986年から1989年までのひばく線量として180mSvまで浴びてもかまわないというような基準値を設定していました。今の日本よりも遙かに緩い基準値です。それに、ソビエトも末期に近くなってきています。それが、「0.39μSv/h→移住権利」などという潔癖かつ懇切丁寧なことをしたはずがないですよね。

このように、常識的に考えて、おかしいなと思う情報については、検証もしないで無闇に拡散することがないようにしたいところです。もちろん安全に関わる情報ですから素早く流したいという考え方もあるでしょうが、それによって、精神的苦痛を被る人がいるということについてもまた気を遣ってもらいたいところです。

ところで、当たり前ですが、私はこのソビエトの基準を良いと思っているわけではありません。もちろん、このようなずさん(?)な管理でも、セシウム137を原因とする放射線関連疾患が増加したという公式の報告はなく、実はセーフであるという考え方があることは知っています。

とはいえ、いくら何でも緩すぎでしょう。それに表面汚染度を基準とするのも良い事かどうか・・・。やはり線量管理すべきだと思います。

たとえばですが、数年後に10mSv/年以上ならば移住選択権、20mSv/年以上ならば移住義務が発生しても良いかなと思います。まあ、本当はコストのこととか、職とかを捨てて住み慣れた土地を離れることのリスクとかも含めて考えないと行けないので、軽々しくは言えないのですが・・・。


タグ:放射線量
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柏の放射線量(11) [夜話]

今日は久々に、柏の放射線量データの整理の続報です。

まずは、グラフをご覧ください。

Kashiwa_graph_8.jpg

グラフは、縦軸が空間線量率、横軸が日付で、点が観測値、Fitの線が理論曲線です。UTKは東大柏キャンパス、NCC_Aはがんセンターの屋上、NCC_Bはがんセンターの敷地境界を表します。東大柏キャンパスは、5/12で測定地点を変更したので、そこまでで切っています。

がんセンター屋上は、3/21以前の平常値レベルになりました。ほぼバックグラウンド値です。付着した放射性物質が取り除かれれば、バックグラウンド値までしっかり下がるということのようです。

もう一つ、この結果が意味していることとしては、大気中を飛んでいる放射性物質は、ほぼ無視できる状況にあるということです。そうでなければ、バックグラウンド値まで下がれるはずがないわけです。まあ、前から指摘してきたことの繰り返しですけど。

がんセンター敷地境界の値については、「理論曲線よりも少し低めで来ている」と、前回の記事で触れましたが、それに関連して、今回の計算では、134Csと137Csの影響の比を、ゆでがえるさんの提供情報に基づいて変更しています。それにより、若干、フィッティングが改善しています。

今月も、ほぼ理論曲線通りくらいで推移しています。新たに降ってくるわけでも、顕著に洗い流されるわけでもないようです。こんなに雨が降っているのに流れ去らないということは、どうやら、一度吸着されてしまうと、水に溶けにくいかたちで固定されてしまうようですね。ということは、逆に言えば、水たまりとかに濃集するようなことも考えにくいということですか。

今後も、この観測点の値を見守っていきたいと思います。


タグ:放射線量
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第82期棋聖戦第二局 [将棋]

羽生棋聖に深浦九段が挑戦している今期の棋聖戦第二局。

羽生棋聖は、名人を失ったばかり。感想を書き忘れたけど、名人戦第七局は、横歩取り8五飛4一玉型に対して、挑戦者が新山崎流で対抗。二日目の昼休みの時点で見たときには、やや先手持ちと思って見ていましたが、実際に攻めが続くかどうかは、非常にきわどく、難解な形勢でした。結果は、細い攻めをつなぎきった森内九段が名人復位ということになりました。

閑話休題。棋聖戦は、一日制なので、羽生棋聖の得意とするところ。前局は、矢倉→カニカニ銀で快勝でした。

本局はどうなったでしょうか。

詳細は、中継ページをご覧ください。

戦型は、深浦九段の一手損角換わり。対する羽生棋聖は、棒銀を選択。

26手目△6五歩は少し早い感じ。とがめるのは難しそうだけど、普通に進めて特段の害もなさそう。このタイミングで突くことの価値は、不明。

後手は34手目で右四間にし、端桂を跳ねて攻撃態勢を整える。対して、先手は、37手目▲6八銀と桂馬跳びの筋を先受け。

それでもかまわず、後手は△6六歩から攻撃開始。銀香交換の駒損ながら、馬を作ってどうかという仕掛け。先手は、右銀も遊んでいる。

先手は、47手目▲7七角から後手の馬を消しに行く。

当然、交換するものと思っていたら、なんと、△9八馬!

さらに、▲9九銀とばかり思っていたら、▲8八金!・・・馬と金が行ったり来たりで、千日手成立。

多分、予定変更だと思う。どこかに誤算があったのかもしれない。

続く、指し直し局は、羽生棋聖の角交換四間飛車穴熊。これまた比較的珍しい。

30手目△3五歩は、結構意欲的。穴熊完成前ながら、攻撃の形も見せている。

それを尻目に、深浦九段も潜って、結局相穴熊に。しかし、どうも先手が組み勝っているような気がする。深浦九段の作戦勝ち模様と見えます。

具体的にどう良くするかは難しいけど。

結局、50手目△4五歩から後手は動く。桂馬を成り捨てて、角の打ち込み。強引にこじ開けに行っている感じだ。

66手目△3六歩は、技巧をこらした手。先手の金を遊ばせる工夫。これが入ってみると、意外と後手もやれている気がしてきた。

しかし、ここからの攻防は、相穴熊らしい削って埋めての繰り返しで、きわめて難解な勝負が展開され、正直形勢判断も次の一手も訳が分からない状態でした(^_^;)

136手目△8八馬と切ったあたりでは、後手が優勢になったと思ったけど、なぜか先手玉がなかなか寄らない。飛車合いが、思いの外いい手だったのかな?端を突いたあたりでは、逆転したような気がした。

しかし、その後、もみ合いの中で、166手目△5四角が味が良く、後手が混戦を少し抜け出したようだ。これ以降は、手数は長く、また最短の寄せではなかっただろうけど、少しずつ後手が安全に、先手が危険になっていく流れで、逆転はしにくそうな展開だった。

最後、202手目△7八飛成で、先手玉は受けなし。後手玉に詰みはない。

というわけで、羽生棋聖の勝ち。これで通算2-0。

指し直し局だけでも、二局分くらいの長さ。それも、難解な削っては埋めての攻防戦。ふ~、見てるだけで、疲れた・・・(^_^;)


タグ:将棋 棋聖戦
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シェムリアップの旅(3) [夜話]

三日目


朝、6:30に起きてチェックアウト。

三日目は、きれいに晴れた。これまでのどんよりが嘘のよう。

晴れてると、とたんに街が活気づいて見える。いきなり熱帯の楽園に見えてくるから不思議。太陽は偉大だ。

そして、近くのレストランで、朝食。クメール・ヌードルというのにチャレンジ。朝からラーメン的なものをお腹に入れるのは日本的にはありえないけど、カンボジアでは結構一般的ということらしい。確かに、お客さんがいる。

米から作られた麺が特徴的。スープは、黒いダシ的なもので濁っている。唐辛子を足さなければ、それほど辛くない。正直見た目は良くなかったけど、おいしかった。エネルギー満タン!

午前中は、市内およびその周辺で仕事。あちらの担当者の方と一緒にあちこち、ぐるぐると行きました。

途中、ちょっと風景の撮影。

landscape.jpg

結構、牛さんが多いんですよ。

あと写真を取り忘れたけど、ワンちゃんが多かったです。半分野良犬みたいな地域犬みたいな。ネコはあまり見かけなかったですね。東南アジアでは漢方の材料になっちゃうと言う噂ですが、そういうことなのかな?

午前中で、必須の仕事は終了。

昼食は、遺跡の近くのレストランで。カンボジア風味噌(発酵しているけど豆の原型あり)で味付けた揚げ魚がおいしかった。

午後は、日本政府アンコール遺跡救済チームに、お届け物。かわりに、故障した疑いがある装置を預かる。日本に持ち帰って、チェックするため。

終了後は、ついでにアンコールの遺跡の見学。もちろん、観光を楽しむのもそうですが、遺跡をどう保護・修復していくか、そして、遺跡のみに頼らない観光のあり方など、考えさせられることもたくさんありました。

写真は、アンコールワットの上からの眺め。左側の足場は、修復作業のためのもの。

ankor.jpg

あと、韓国からの団体旅行の観光客が多かったのが印象的でしたね。日本人は、たまに見かけるくらいでした。

さて、ミッション・コンプリートして、あとは帰るだけ・・・と、シェムリアップ国際空港へ移動。

そしたら、なんと予定の飛行機がキャンセルになってた!

チェックインカウンターで問い合わせると、次の便に乗ってもバンコクでの乗り継ぎは不可能とのこと。「バンコクにホテルをとるから、一泊してください」と提案してきた。変な経路をたどると、あとで出張の精算をするときに報告の手間が増えるし、ある程度勝手が分かってきたシェムリアップの方が、行ったことないバンコクよりも気楽かも・・・と思い、シェムリアップで一泊できないかと交渉。

それも可ということだったので、それに一旦話がまとまった。

しかし、迎えのバンを待っていたら、新たな情報が。成田行きでも良ければ、次のシェムリアップ→バンコク便に乗り、バンコクでダッシュすれば今日中に乗り継げるとのこと。また、一応バンコク→成田の席は予約を取ったとのこと。そこで、シェムリアップ宿泊をキャンセルして、それを選択。

欠航のお詫びにと、空港での食事&ドリンク券をくれたので、それで、夕食を食べる。日本風ラーメンなるものに挑戦。

見た目は、クメール・ヌードルに果てしなく似ているけど、・・・大丈夫?

麺をつまみ上げて、びっくり。麺がそばだ!

中華料理が出回っているのに、あえて、日本風ラーメンと言ってるわけが分かったよ。どこで、混ざったんだろ?しかし、これが意外とおいしい。生き残ってるだけのことはある。

さて、お腹も満たされたところで、あとは飛行機に乗って帰るだけ。

ところが、搭乗ゲートで待っていたら、シェムリアップ→バンコク便が30分の遅れ!・・・もともと、乗り継ぎ時間が短かったので、これは、結局間に合わないかもしれないと、バンコクで一泊を覚悟して搭乗。

しかし、この飛行機が、急いでくれたおかげで、おくれを20分取り戻した!

バンコクに降りたら、特別に手配してもらった地上係員のサポートで、乗り継ぎを何とか実現。バンコク→成田便も搭乗を5分待ってくれた。

というわけで、紆余曲折しつつ、結局無事に帰国。帰ってきてみたら、羽田はシステム障害で一時間ほどの遅れが出ていたとのこと。

結果オーライだったかもしれないです。

帰途の私は、多分、公害をまき散らしていたと思います。私の靴は、ゴミの埋め立て地に踏み入れたものですからね。現地で最低限は洗いましたが、いい匂いがしみついてました(笑)。もちろん、靴は帰ったら処分。

以上、2泊3日+機内泊2の弾丸ツアーでした~。

観光で遺跡を見に行くなら、一週間くらいの日程が丁度良いのではないかと思いました。半日では、早送りもいいとこでした。

高級ホテル、遺跡見学や湖の遊覧(?)船、クーレン山の入山チケットなどは、先進国の観光地並みに取ります。高いです。

そのほかは、少し安めの印象でしたが、桁が違うという印象はなかったですね。意外に物価は高いな~と思いました。

観光地は、土産物売り(主に子供)が売りに来ます。たいていは、英語ですが、日本人であることを見抜いて、ちゃんと日本語で売りに来る子もいます。必要な分だけ買いましょう。

治安については、むずかしいところですが、経済水準の割には良さそうだなという印象でした。

観光地では地雷の心配はありませんが、それ以外に足を踏み入れていくときは、信頼できるガイドが必要でしょう。

食べ物についても、やはり気をつけた方が良いでしょう。十分に信頼できる店でなければ、氷、生野菜はやめたほうがいいでしょう。水分補給は、主にココナッツでしました。ちょっと贅沢ですけど、衛生上は安心かなと思ったので。1カ所だけ、ここなら多分大丈夫と思って、氷も生野菜も食べた店がありましたが、まあ、幸いにして、腹痛にはなりませんでした(これも、よい子はまねしてはいけません)。

スコールは、降ってきたら、傘やレインコートでどうにかなるものではないです。屋内待避推奨です。やはり、観光に行くなら乾期がオススメです。しかし、乾期は混むらしいです。考えることは、皆同じ。

時差は程よく、負担がないのは○です。しかし、直行便がないのがつらいです・・・。

トータルとしては、海外旅行中級者以上向けですかね。それなりに場数を踏んでから行ったほうが、落ち着いて楽しめると思います。


以上、プチ旅行記でした。


タグ:旅行記
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シェムリアップの旅(2) [夜話]

二日目

朝は、7:00に起きて朝食。二時間の時差のため、かなり楽に早寝早起き。ホテルの朝食は、バイキング形式。カンボジア料理っぽいのを、一通り少しずつとって食べた。米でできたヌードルがおいしかった。昨夜よりも圧倒的に辛くない。おそらく外国人観光客向けにマイルドになっているんだろう。

二日目は、クーレン山へ。ラテライトの道をひたすら北上。山の上の村に着いた頃には、昼になっていたので、そのままランチ。

かわいらしいお姉さんの清潔そうな店か、周辺の事情に詳しそうなおばさんのちょっと古びた店か。迷ったあげく、おばさんを選ぶ。やや危険な地帯にも足を踏み入れる関係上、情報はもっとも重要。腹痛よりも地雷のほうが怖い。観光できてたら、絶対前者の店を選んだけどね。

出てきた料理を食べると、これが、からい[あせあせ(飛び散る汗)]

クーレン山の観光客は、カンボジア人が多いそうだから、そういうことなんでしょう。そして、ご飯が大量に出てくる。少ないおかずで、ご飯をたくさん食べる。それがカンボジア流らしい。

あと、ネギが超固いんだけど、それは仕様らしい。風味をつけるのに使ってるだけで、カンボジア人も食べないとか。

デザートに買った、米で作ったワッフルみたいなの(ココナッツミルク風味)が、甘くておいしかった。

ガイドの運転するバイクで、さらに山奥へ。

シェムリアップ川の源流に到着。水が非常にきれいだった。当たり前だけど。

water.jpg

途中、豪雨に遭う(^_^;)・・・熱帯の雨期を肌で感じる。目が開けづらい。本当にシャワーを浴びているようだ。さすがに、カメラも出せない。

豪雨に負けて、素早く帰る。

次は、山を下りて、ちょっと汚いところへ。

waste.jpg

ゴミの埋め立て地です。いろいろ考えさせられます。

市内へ戻る途中、すこし遺跡を見ました。

temple.jpg

市内へ帰り、夕食。カンボジア風中華料理を楽しむ。

夜は比較的涼しいので、市内観光もしてみたかったけど、いかんせん眠い。山の上で雨に打たれて、かなり体力を消耗してる。次の日も仕事あるわけだし。

・・・悩んだ結果、おとなしくホテルへ帰って就寝・・・(^_^;)

(続く)


タグ:旅行記
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シェムリアップの旅(1) [夜話]

ちょっと、遅くなってしまいましたが、出張で行ってきたシェムリアップの旅行記です。

研究に密接に関わる部分は、大人の都合(笑)で非公開です。ご容赦くださいm(_ _)m


羽田空港の国際線ターミナルを初めて利用。節電のため、照明は控えめ。それが、幻想的な雰囲気を醸し出していて、かえっていい雰囲気だと思った。

保険のブースで、一つ前の人が時間がかかったせいで、ちょっと待ったけど、ほかは、チェックイン、手荷物検査、出国手続きとも、すべてスムーズ。成田とは大違いだ。それともただの時間帯の問題か。

飛行経路は、羽田→バンコク→シェムリアップ。

ただ、羽田→バンコクの飛行機が速く飛びすぎて、睡眠時間が短縮されてしまったのが少し悲しかった。そして、バンコクで、次の便のチェックイン開始時刻までに時間があったため、眠いのに寝れない(セキュリティ上あまり海外の空港で寝たくはないと思っている)暇な時間ができてしまった。飛行機は、早く着くばかりがいいわけでもない。

バンコク→シェムリアップは、プロペラ機・・・。観光バスみたいなサイズ。国際線とはいっても、すごく近いので当たり前か。

一時間程度のフライトだけど、機内食がでた。羽田→バンコク便でも着陸直前に朝食的なものがあったので、二重に朝食をとることになった(^_^;)

シェムリアップの空港は国際空港だけど小さな空港だ。到着後の入国手続きも早い。なんと言ってもターミナルが小さいから歩かなくていい。

今回は、空港に迎えの車が来てくれるという超VIP待遇。こういうのは珍しいけど、本来は教授が行くべきだった仕事の身代わりなので、こんなものか。

ドライバー英語をしゃべってくれるので助かる。これで、遠いところにも安全に調査に行けるし、豪雨に悩まされる心配もない。

車で、市内へ移動。空は、どんより曇っている。街も色あせて見える。雨期が始まっているので、仕方がない。

ドライバーに聞いたんだけど、シェムリアップは、本当の意味からすると、「シェムの敗北の地」ということらしい。「クメール勝利の地」にしないところが、感覚の違い?

ホテルにチェックインした後は、急ぎ、トンレサップ湖へ。ラテライトの道路は、ところどころ大きく凹んでいて、あまり快適ではない。砂利道よりは、ずっとマシだけど。今更ながらアスファルトの道路って快適なんだと気づかされる。

湖の上では、みなさん水上生活。家、店、レクリエーション施設まで、すべて船上。子供たちは、水の中で遊んでいたが、お世辞にもきれいな水質ではない。当然ながら排水もゴミも湖に捨てられている。それに、ワニもいると聞いてたけど、大丈夫なのかな?

湖の写真。水草が浮きまくっていて、湖には見えないかも知れないけど、水上です。

tonlesap.jpg

この草がやっかいで、船の針路を阻む。おかげで、あちこちで渋滞していた。

調査終了後、市内に引き返し、少し遅めの昼食。

次は、郊外の水路や川の調査。雨期だからか、濁っている。

river.jpg

多くの川が、あまり川幅が大きくなく、こんな感じです。近くに、集落を作って住んでいます。

雨期なので、調査中も、いきなり豪雨が降ってきました。時間が短いのが救いで、車の中でちょっと待てば、大丈夫でした。

わかりにくいけど、こんな感じ。

rain.jpg

終了後は、市内へ引き返して、夕食。5ドルで食べ放題・飲み放題+伝統舞踊の舞台付き。

唐辛子をダイレクトに食べなければ、そこまで辛くはない感じ。・・・と気づく前に、かなり唐辛子を食べてしまった(T_T)・・・もともとあまり辛いのは得意じゃないのに。

特別に気になったのとしては、カップ麺の麺によく似た感じの料理があった。聞いたところ、日本に来たカンボジア人もカップ麺に対して、その料理に似ていると思うそうだ。

食事後は、ホテルへ帰って、就寝。一日目終了です。

(続く)


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帰ってきました [夜話]

帰国しました。

二泊五日は、疲れました・・・(^_^;)

旅日記は、おいおい更新の予定。

ひとまず、生存&帰還報告。


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海外出張 [夜話]

カンボジア行ってきます。2泊3日(+機中泊2)です。

字は読めないですね。あきらめました。観光地は英語通じるらしいし、英語-クメール語の通訳もあって、仕事の部分は英語で済むので、それに甘えます。あとは挨拶くらいクメール語で話せば、好感度アップ狙えるかも?・・・くらいのレベルです。10日くらい前にいきなり行くことになり、その日程を作るために他の仕事を前倒ししたりしなきゃいけなかったし、やむをえないです。

あとは、空港とかの待ち時間でガイドブックを読んで色々と勉強します。最近は、いつも大体こんな感じになってしまいます(^_^;)

とても危険です。よい子はマネしてはいけません(笑)

そうそう、羽田の国際線を使うのも初めてです。深夜に飛んで、現地の朝に着いて、いきなり朝から仕事が出来ちゃうと言う、うれしいのか悲しいのかよく分からないフライトです。

仕事柄、いろいろなところに行きますが、毎回のように行く前は、結構ドキドキしてます。出発してしまえば開き直るというか、前向きモードになるんですけどね。

荷造りしている今が、一番ナーバス・・・。パスポート・ビザ・お金・虫除け・日焼け対策は必須で、あとは着替えと仕事道具を適当に・・・。

そう、今回、思い切って、デジカメを新調してみました。GPSと連動して位置情報付の写真になるっていう優秀な子です。調査に行って、写真を撮ったのは良いけど、時間が経つと、「あれ、これどの地点だっけ?」っていうのが、どうしても出てきてしまうので、それを防止できるかなと。しかし、今回いきなり使いこなせるかは、分かりません。

あちらでは、更新できたら更新します。更新できなければ更新しません。・・・当たり前です。情報量がゼロですね。

では、行ってきます。


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第82期棋聖戦第一局 [将棋]

羽生棋聖に深浦九段が挑戦する今期棋聖戦の第一局。深浦九段は二期連続の挑戦者。前期は、三連敗でしたが、今期はどうでしょうか。羽生棋聖は、一日制のタイトル戦はめっぽう強く、挑戦者が一勝をあげることが難しいという状況が続いています。

羽生棋聖は、言わずと知れた将棋界のスーパースター。名人戦をいきなり三連敗し、不調説もささやかれましたが、名人戦は三連勝を返し、王位戦は挑戦権争いをし・・・と、いうわけで、全然不調じゃないように見えます。居飛車系オールラウンドで、あらゆる戦型を指しこなします。攻守ともにすぐれバランスがとれている棋風ですが、特に最終版のごちゃごちゃしたところをわかりやすく寄せていくのが非常にうまいという印象があります。

挑戦者の深浦九段は、居飛車党で、こちらもバランスの取れた棋風です。攻めは素直にシンプルに、受けでは奇抜な粘りの一手を繰り出し、怪力を発揮する印象があります。

さて、本局は、柏の花野井で対局でした。大盤解説は、柏将棋センターでしたので、途中からちょっと覗いてきました。門倉新四段とプロフェッサーが解説でした。

棋譜中継は、こちらをご覧ください。

本局は、出だしに不思議な駆け引きがあって、結局矢倉になりました。▲2六歩を先に突いている関係上、いわゆる飛先不突き矢倉の定跡にはならず、早囲い模様に。

そこで早囲いを牽制して、後手が中央からカニカニ銀で動いてくると言う展開に。

昼食休憩あけの31手目▲2五歩がケンカを売った手で、普通は▲5八飛くらいが相場のところ。これは、もう収まらない。後手は△5五歩から、開戦。

中央で銀交換し、中央を制したのが後手の主張。対して先手は、二筋を交換し、角を捌いたのが主張。どちらが勝るか・・・という大局観の勝負です。後手のほうが前のめりの序盤だっただけに、第一感は、中央で銀が捌けたのは作戦が通っているので、気分良し。後手持ち。

42手目△5六銀~44手目△5六同飛は当然とは言え、快調な攻め。なかなかタイトル戦で、こういう単調な展開は珍しい。

対して、▲3七角は、△6四角の筋を防ぎつつの桂取りという手で、第一感。飛車成り自体は、そこまで脅威ではない。

対して、46手目△3九銀とB面攻撃。・・・指されてみると、飛車のいい逃げ場所がない。これは痛い。

52手目△1八金と飛車を取られたときに、▲同香と取り返せないのでは、後手優勢でしょう。先手は非常手段で、▲5三歩と叩いて飛車先を止めたけど、代償として後手の角が世に出たので、後手としては全く不満のない展開。

58手目は、△4九飛~△5九角成の筋で攻め合うのも有力と大盤解説では言っていたが、本譜は、△6二金。やはり解説や控え室の検討は優勢でも過激になりがちだが、対局者はやはり冷静な一手が多い。

61手目▲5六香で、先手は5筋の制空権を取り返したものの、その裏から64手目△5七歩がうまい拠点作りで依然として先手陣は炎上中。

68手目△5八歩成の局面で、解説会では「次の一手」クイズ。候補手は▲5五銀、ひねって▲4五銀(質駒を与えて、誘われた後手が一気に決めに来て間違えるのを期待)などでしたが、実戦はもっとひねって▲3七桂打!

内心、打たずに▲3七桂としたらどうなるか(△同角成には▲4五歩として大乱戦になりそうなので、優勢な後手がひよって間違えてくれないかな~という狙い)というのを冗談で考えたりもしていたので、▲3七桂打もある筋だとは思いましたが、驚きました。

70手目△3一玉は冷静。こういう将棋は、どこかで、この一手を入れて決め手にしたいなあという構想で指すもの。思いがけず、早い段階で一手の余裕を得たので、ここが寄り頃でしょう。

先手は、行きがかり上、71手目▲6五歩と飛車包囲網を狭めていくしかない。しかし、72手目△7五歩が激痛。▲同歩はいきなり△7六歩と叩かれても厳しい。金銀どちらで取っても、△6八と~香車を抜かれる筋でアウト。

しかたなく、73手目▲5五馬でしたが、△5四歩でシビレ形。角を渡すと先手玉が詰むし、△4六飛と生還されては、▲3七桂打~▲6五歩の顔が立たない。しかし、75手目▲8二馬も涙の一手。深浦九段でなければ、投了でもおかしくないぐらいのところ。

ここしばらく先手が有効な手を指せていない。実質的にパスしまくっているような感じだ。対して後手は玉を寄り、7筋を取り込み、5四に歩を打って、先手の香車の筋を止めることに成功。しかもまだ飛車は取られていない。

そこでまた、78手目△4八銀不成がにくい。5七の地点はすでに先手が一枚負けているのにさらに一枚足されたので、絶対に受からない。あせってと金を現金と交換するのではなく、遊び駒を使って手厚く寄せに行く。これが、最後の決め手。

先手は飛車を取りに行くしかないけど、間に合わなさそう。それに、仮に取られたところで、何かの時に△4四角と引く手が絶好になる(▲3七桂打と▲6五歩が悪手になるし、たいていの変化で詰めろになる)ので、怖くない。後手勝勢。

以下、程なくして先手投了。

というわけで、羽生棋聖先勝。深浦九段としては、この敗戦は痛い。序盤に先手から注文を付けて駆け引きしたのに、中盤、仕掛けのところで大局観の違いで、少し差を付けられた。その後、終盤の入り口で勝負手で指した手をことごとく悪手にされて、サンドバック状態になり、最後は大差の完敗。開戦してからは、ほぼノーチャンスに見えた。やはり、カニカニ銀を捌かせてはいけなかったのではないかと思う。

これは、いくら鈍感力の深浦九段でも精神的ダメージが大きいかも。羽生棋聖は充実してますね。


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第69期名人戦第六局 [将棋]

相矢倉から、羽生名人が先攻し森内九段が受ける展開に。途中、かなり先手が良さそうに見えたけど、実際には、そんなに簡単ではなかったようで。矢倉ってよくできてるなあ。

117手目▲5六角が実現したあたりから、ああやっぱり先手が勝ってるなあと思って見ていました。

さて、名人が三連敗から三連勝して、ついにフルセットに。一局でも多く見れたらいいなあと言っていたら、本当にそうなりました。見ている方としては、最高の展開。

名人戦では、そもそも三連敗三連勝の展開が初らしい。その勢いで、三連敗四連勝となるのか、挑戦者が踏みとどまるのか。

改めて振り駒なので、戦型予想は難しいですが、両者自信のある形ということでは、やはり矢倉が本命でしょうか。羽生名人が後手番の場合は、横歩取りの可能性もあるかなと思います。


タグ:将棋 名人戦

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