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第52期王位戦第2局(二日目) [将棋]

広瀬王位に羽生二冠が挑戦している今期の王位戦第2局の二日目。

詳細は中継ページをご覧ください。

封じ手は、やはり△7四銀でした。

対して、先手は▲3五歩から2~3筋を攻撃。部分的には非常に厳しく、受けきることは不可能だけど、後手玉が居玉なので、どれくらい響くか。後手も桂馬をはねて△6五銀からの反撃の筋があり、攻め合いにはなる形なので、寄せの速度が重要になってきそう。

一連の応酬の後、55手目▲7四歩~59手目▲5六銀が若き王位の才能を示した順。このあたりでは、先手が指しやすくなった気がする。

しかたない60手目△5四銀に、▲4四角から先手は攻め駒がきれいにさばけて快調。桂馬の質もあっては、後手はかなり苦しそう。

しかし、そこで、じっと△7六歩も非凡な一手。悠長なようだけど、7七に打ち込める形を作っておくのが大きいと見ているのでしょう。普通では、これは怖くて指せない。先手玉は寄せられても全く文句は言えない。

先手は勝機ありと見て、桂馬をむしりとって飛車を成り込む。

75手目▲3二銀が、ほどきにくい詰めろ。命からがら上部へ脱出してきたところへ、79手目▲3五歩。後手玉の命は風前の灯火。

後手は、△7七銀と打ち込むが、先手玉は右へ逃げれば詰まない。形作りか・・・と思われたのだが。

82手目△1五角がアクロバティックな粘り。この角はいずれ取られそうだけど、ひとまず2四への利きを増やして玉を安全にする。

87手目▲7七桂では、先手変調。ちょっと前まで先手勝勢に見えたけど、かなり形勢が接近してきた感じだ。そして、90手目△5八銀!取って勝ちっぽいので、できれば取りたいけど、相当に勇気が要る。優勢な方は安全に行きたくなるという心理も加えると、取りづらい。山崎七段の講座の通りだ。

結局、実戦は▲4八玉と躱したために、92手目△5五桂が味良く、さらに形勢が接近。どちらが勝ってもおかしくない大乱戦になってきた。

先手は、101手目▲6五金まで、後手の中段の駒を根こそぎ掃除して、来るべき上部脱出に備える。

後手は、回ってきた手番で、△5九角から猛追。今度は、先手玉が中段へ追い回される展開に。

110手目△6四金は、ほとんど頭突き状態。6四へ歩をのばすためというのは分かるけど、自玉のすぐそばで、よくこんな怖い手を指せるものだ。

先手は、115手目にしてようやく▲1五竜と角を取る。

ここで、後手は、116手目△6六竜と切って、寄せに出た。

しかし、123手目▲6六桂がいい合駒で、どうやら先手玉は詰まないようだ。

・・・というわけで、広瀬王位の勝ち。通算2-0と星を伸ばした。

本局は、序盤、中盤で先手が少しポイントを稼いでいて、封じ手の局面では、やや先手乗りかなという印象でした。その後、2~3筋の攻めが成功した先手が一時勝勢に。しかし、秘術を尽くした羽生二冠の粘りに手を焼き、終盤は混沌。最後は、後手の寄せに対していい合駒を持っていたために、ぎりぎり勝ちきった。

次局は、そろそろ穴熊が見られますかね。熱戦に期待。


タグ:将棋 王位戦

第52期王位戦第2局(一日目) [将棋]

広瀬王位に羽生二冠が挑戦している今期の王位戦。広瀬王位の先勝で迎えた本局。

詳細は、中継ページをご覧ください。

本局は、先手の広瀬王位が居飛車を選択。羽生名人は、一手損角換わり。

16手目△7四歩は、ちょっと早く態度を決めている感じ。角換わりの後手番は、腰掛け銀が多いけど、最近は一手損角換わりで早繰り銀がときどき現れるようになっている。富岡八段や糸谷五段の採用率が高いイメージがある。

この形は、結局、相早繰り銀になることが多い。腰掛け銀模様も1局だけど、ちょっと消極的な感じ。

本局も23手目▲4六銀まで、相早繰り銀に進んだ。16手目以降、ここまで自然な進行ながら、意外なことに、前例のない局面になっているらしい。

26手目△7五歩から後手が動きを見せる。居玉のまま突っかけるのも、現代ではごく当たり前の光景になってきた。一手損角換わりでは、バランスを取るために居玉が意外と良かったりする。王手飛車などには気をつけないと行けないけど、基本的には、相手の攻め筋と自分の攻め筋と両方から遠いわけで、理にかなっている。

30手目△7五歩は強情な手。一目怖すぎるので、研究手でしょう。先手も負けじと▲6五銀。早くもねじり合いの様相を呈してきた。

後手は、八筋の歩を交換して、様子を見る。

対して、▲5六銀が一転して落ち着いた一手。軽く動いてきた後手に対して、じっくりと押しつぶしていく作戦のようだ。

後手の指し手が急に難しくなってきた。・・・と思ったら、△7三銀!これは、柔らかい一手。なるほど。

40手目も△6二金とゆっくり。7五の歩が心配だけど大丈夫なのかな。

果たして41手目▲6六角と狙ってきた。当然△6二金の段階で構想は練ってあるだろうけど、指さない。そのまま封じ手になった。

本格的な戦いは、二日目からということになった。

封じ手予想は、△7四銀。個人的には、7五の歩を取らせる指し方も考えてみたいけど、なかなか有効な一手が難しい。でも長考してたから、何かするのかも知れない。

とはいえ、ぱっと見える△9三桂や△4四歩では、いまいちな気もするし・・・。玉を固めるのも難しいし・・・。

う~ん。迷って、考えて、やっぱり、△7四銀が相場かな・・・と思ってしまうのです。


タグ:将棋 王位戦

ホットパーティクル説へのコメント [夜話]

ホットパーティクル説へのコメントです。

(1)ホットパーティクルとは、放射性物質でできた微細粒子もしくは、放射性物質が付着した微細粒子のこと

>そういうのは、多分存在するし、関東まで飛んできてたでしょう。それが降下したから地表が汚染されたんでしょうし、KEKなどでの大気中の放射性物質の濃度の分析結果もあります。


(2)大きさは、髪の毛の直径よりも小さい

>そりゃ、そうでしょう。逆に、髪の毛の直径ほどもあったら目視できるレベルだし。でも、なぜ髪の毛と比較するのか、意図が分からない。身近なものにたとえたのかも知れないけど、そもそも髪の毛の直径なんて一定じゃないし、比較する相手として全く適さない。はっきり粒径の目安を言えばいいのに。


(3)含まれる放射性同位体は、いろいろと可能性が考えられる。セシウムなどのほか、溶融した燃料片が混入していればプルトニウムなどを含む可能性もある

>どういうものかはっきりと分析されていない以上、いろいろ可能性があるとしかいえないのは仕方ない。ただ、KEKなどでの大気中の放射性物質の濃度の分析は感度が最高クラスなので、そこで検知できなかったものが含まれていることは考えにくい。燃料片の混入の可能性も、燃料が溶融し、格納容器が損傷した以上、完全否定はできない。福島第一で中性子線が検出されたこともあることから、むしろ定性的には、どれだけかは炉外に出たと見るべきでしょう。ただし、福島第一原発の敷地内での土壌のPu分析結果でさえ、環境土壌と同程度の濃度レベルであることから、非常に微量であったはず。


(4)微細かつ微量で一般的なGM計数管で探知することは難しい

>程度問題だけど、あまりに微量だとそうかもしれない。バックグラウンドとの分離が難しい。でも、Geシンチレーションカウンタならエネルギースペクトルも分かるので検知できるでしょう。α線や中性子線のみってこともありえないでしょうしね。


(5)エアーフィルターを用いた計測に基づくと、呼吸による吸入に換算して、四月現在で、300~400個/日(福島)、10個/日(東京)、5個/日(シアトル)と推算されている

>これは、いろいろおかしい。まず、計測方法が全く不明。推測するに、フィルターをつけて吸引した後、フィルターに感光フィルムでもつけて、輝点の個数を数えたのか、シンチレーションカウンタで計測かな。ただ、フィルターの仕様は明らかでなく、通過している粒子もあるかもしれないし、逆にフィルター自体の元々のクリアランスレベルによっては、ホットパーティクルでないものも含まれるかも知れない。次に、なぜ最初から呼吸による吸入量に換算して出すのかも分からない。呼吸量なんて年齢や個人差が非常に激しいし、生活の仕方でも大いに変わる。普通なら空気中の密度や濃度を出し、そのあとで、いろいろな仮定を示したうえで推算すべきだと思う。また、なぜ個数で表記するのかもよく分からない。比較的放射能の大きなものもあれば小さなものもあると思うんだけど、それを無視して個数表記することの意味が分からない。やはり、KEKなどのように、○○の同位体が××Bq/cm3とすべきだと思う。最後に有効数字の問題が適切に扱われていないのも非常に気になる。呼吸量や空気中の濃度の不均質性などの多大な不確定性がある以上、せいぜいオーダーの議論しかできないと思うんだけど、10個と5個の差に意味があるかのような表現になっている。このあたりは、「科学が分かってない」という香りを醸し出してしまっている。ちなみに、成人の呼吸量が10~20m3/日くらいらしいので、そこに10個含まれるというならば、大気中の個数密度は1個/m3程度のオーダーということのよう。


(6)金属味がある

>それは気のせいでしょう。どんなスーパー味覚なのか。濃度の高かったセシウムやヨウ素の化合物のリストを眺めても、これといって該当するものが見あたらない気がする。


(7)微量だからと言って安全とは限らない。肺などに付着すると、そのまわりだけが局所的に被曝する可能性があり、その局所が受け取る質量あたり被曝線量(Gy値やSv値)は大きい

>これは、代表体積の取り方を利用したトリック。Gy値は、質量あたり受け取る放射線のエネルギーだし、Sv値は、それに人体用に補正係数をかけたもの。というわけで、基本的には質量あたりのエネルギー量で表されている。この「質量あたり」と言うところがミソ。そもそも、突き詰めて考えると、放射線が組織に当たったとした場合、その衝突地点は、ほぼ点であって、そこの部分の質量はきわめて小さい。もし、そのポイントの質量で放射線から受け取ったエネルギーを割り算したりすれば、無限大に近いGy値やSv値をたたき出すことも可能になる。しかし、そういうミクロの世界に入り込んで行くのではなく、一定のバルクの大きさの平均値(たとえば組織当たり線量)を出して、それで考えましょうというのが、普通のやり方である。そして、それに従ってSv当たりの健康影響なども整理されてきている。従って、代表体積以下の局所だけを取り出した場合は、従来の健康影響への換算係数を使うことはできない。

では、代表体積の取り方は、ミクロな方が良いのか臓器くらいのサイズの方が良いのか。平均的に臓器全体がアタックされる場合に比べて、局所だけのダメージの場合の方が、アポトーシスで臓器全体に影響しないように処理できる確率は高く、健康影響が現れにくいというのは自然だと思う。そういうわけで、代表体積を臓器くらいのサイズに取って健康影響を評価するという普通のやり方のほうが自然で、局所だけ取り出すことを科学的に正当化することは難しいと思う。


(8)(3)とも関連するが、もし、プルトニウムを含んでいる場合には、プルトニウムは微量でも毒性が高い(年間摂取許容量は5×10-8g)ので、危険である。

>それを言うなら、ホットパーティクルの個数ではなくて、質量密度かBq数を計測してもらわなくてはね。やってることと、言ってることが、ちぐはぐな感じ。ちなみに年間摂取許容量相当なら、10-8Bq/cm3程度の濃度にはなるはずなので、適切な機器・方法で計測すれば検出できるはずです。まあ、出ない可能性が高いと思うけど。


というわけで、これまでの大気中の放射能計測結果をひっくり返すとは思えないし、そのほか表し方の問題などもあって、個人的にはあまり信頼できない話だなあと思います。でも、意外に高度な仮説なので、科学者でも信じる人もいるかも知れないなあという印象です。特に(7)のトリックは非常にレベルが高い。学会とかで同じようなミスをしている発表をたまに見かけるくらいなので。あと、微量かゼロかの境目は現実的には証明できないこともあり、ホットパーティクル説は今後も根強く残ると思います。


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ホットパーティクル説 [夜話]

放射性の微細粒子、「ホットパーティクル」というのが東京でも結構飛んでいる(or飛んでいた)ということをアメリカのガンダーセンさんがyoutubeで言っていたりして、ちょっとネット上で少し話題になっているようです。あと京大の小出さんも、やや方向性は違うもののホットパーティクルについて少し解説されてるようです。

コメント欄でも質問が出ましたし、ちょっと調べてみました。

まず、動画(たとえば)を見てみました。これは、講演会か何かのプロモーションビデオなのかな?個人的には、字幕はちょっと邪魔・・・。ガンダーセンさんの言いたいことは伝えられているとは思うので、誤訳と咎め立てするほどでもないけど、若干ミスリーディング入ってるような。

それはともかくとして、その他の彼の動画やネット上で言われている話を総合すると、ホットパーティクル説の骨子は、多分以下の通り。

(1)ホットパーティクルとは、放射性物質でできた微細粒子もしくは、放射性物質が付着した微細粒子のこと
(2)大きさは、髪の毛の直径よりも小さい
(3)含まれる放射性同位体は、いろいろと可能性が考えられる。セシウムなどのほか、溶融した燃料片が混入していればプルトニウムなどを含む可能性もある
(4)微細かつ微量で一般的なGM計数管で探知することは難しい
(5)エアーフィルターを用いた計測に基づくと、呼吸による吸入に換算して、四月現在で、300~400個/日(福島)、10個/日(東京)、5個/日(シアトル)と推算されている
(6)金属味がある
(7)微量だからと言って安全とは限らない。肺に付着すると、そのまわりだけが局所的に被曝する可能性があり、その局所が受け取る重量当たり被曝線量(Gy値やSv値)は大きい
(8)(3)とも関連するが、もし、プルトニウムを含んでいる場合には、プルトニウムは微量でも毒性が高い(年間摂取許容量は5×10-8g)ので、危険である

もっともらしいような胡散臭いような・・・。「あり得るかな?」と思える話も含まれてはいるんだけど、「それは、どうなの?」というところも多い。というわけで、それぞれのポイントに対する私のコメントを次の記事にまとめてみます。


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彷徨うマーゴンさん [夜話]

台風が通過した昨日の夜から今日にかけて、まるで秋のような涼しさ。過ごしやすいですね。土用とは思えません。

太平洋上を彷徨う台風六号に向かって北よりの風が吹くおかげでしょうか。

一時的でもエアコン不要というのは、ありがたいですね。今日の消費電力の低さは、この時期としては驚異的でした。

マーゴンさんは、西日本では豪雨を降らせ、大変な台風でしたが、それが勢力を保ったまま東北を直撃・・・ということにならなかったのは、良かったです。


タグ:blog 時事
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愚痴 [夜話]

分からないことがあったとき、とりあえず、「説明書・マニュアルを読む」、「資料や辞書を調べる」、「ネットで調べる」・・・というようなことをしてみるのは、普通のことだと思っていたんだけど、どうも、そうでもないらしい。

・・・と、最近の若い人を見ていて、そう思う。

いや、私も年齢的に最近の若い人の範疇に入るつもりだけれども。

分からないことが出てきたときに、何も自力では調べないで、すぐ先輩とかに聞こうとするのは何故。

残念ながら、世の中は、詳しい人ほど忙しいし、みんな聞きに来るから渋滞してる。従って、聞こうとしても簡単には捕まらない。ネットで調べればすぐに分かるようなことを聞かんがために、順番待ちで、無為に時間が過ぎていく。自分でやれば10分で済むことが、人に頼るがために10日かかる。

もちろん世の中には、逆に聞いた方が早いこともたくさんある。そういうのは、調べたら簡単に分かるとかそういうものではなく、経験した人にしか分からない押さえどころというもので、どこにも書いてないけど、知ってる人は知っているという世界。そういうことについては、素人が一からやったら1ヶ月とか数年はかかるようなことはザラだけど、その道のプロに聞けば一瞬で解決することもある。そういうことは、むしろ聞けばいいと思う。そういうことを尋ねられれば、聞かれた方も内心ちょっと誇らしげなところもあると思うし。

でも、どこにでも書いてあるようなことを聞かれたら、勘弁してよって。人間だからそう思うし、それは効率悪い。

・・・というか、実際、常識的なことからかなり専門的なことまで、今では、正直ほとんどネットの検索エンジンには敵わない。そういう意味では、「専門家」の存在意義は、かなり薄れてる。調べれば、すぐに何でも書いてあるからね。

「知識」という観点から、人間が勝るところとすれば、ディープな経験を積まないと分からないこと、あふれる情報の中から誤謬や不要なものを棄却し、必要なものを取りだして体系化する能力・・・と言ったところだけだと思う。

というわけで、わざわざ人を捕まえてディスターブして質問するからには、そういう部分を問わないと意味ないんじゃないかなと思う。

最近、どうにも非常に基本的なことを聞いてくる後輩が多くて悩ましい。

もちろん、一見基本的なことでも、突き詰めると実は難しいこともたくさんあるし、それを聞くならば、それも価値は高いと思う。ただ、そうならば、「常識的には、こう言われてるけど、実はこう考えると難しくて、分からなくなってきました」とか、そういう聞き方になるはずで、それは聞かれた方も楽しい。そこから、面白い発見につながる可能性もあるし。

ところが、そうではなく、全くの不勉強丸出しでの質問では、ちょっと困ってしまう。

あと、あまりに仕事が遅くてシビレを切らして、「この前言ってた計算結果、今日中にお願いね?」って催促すると、「じゃあ、やり方教えてくださいよ」っていうやつ。「じゃあ」って何?なぜ、未だにやり方を知らない?それは絶対何度か教わる機会があったはずだよね?問いただしてみると、そのときはまじめに聞いてなかったですと?忘れたとしても、なぜ、頼まれたときに、聞かない?そして、未だに調べもしてない?ちょっと、調べて常識で考えればすぐ分かることだと思うよ?・・・何重ものクエスチョンマーク。

笑顔で答える努力はするけど、引きつるよ、正直・・・。

最近、あまりに簡単なことには答えない方が良いのかなとも思い始めてきた。それは、むかつくから意地悪するというわけではなく、あまり何でも教えてしまうと、「とりあえず、ちょっと調べてみる能力」とか、「とりあえず、自力で少し考えてみる能力」というのを開発するチャンスが無くなってるんじゃないかと、そして、一度教わったら身につけてやるというどん欲さもなくなるんじゃないかと、ふと思ったから。

考えてみると、今の教育は、何でもサービスが行き届きすぎていて、困ったときに自力でガタガタやって何とかする・・・っていう経験を積むことが逆に難しくなっているのかもしれない。でも、仕事で何かをやるかぎりは、困難にあたることは当たり前で、しかも誰も頼れない・・・というシチュエーションはとても多いと思うので、絶対に必要な心構え&技術だと思うんだよね。

・・・というわけで、「○○は調べてみた?」と、逆に聞き返すのを始めてみました。もし(・・・というか、たいていそうなんだけど)、調べてなかったら、「次からは、そこくらいは自力で調べようか」・・・とソフトに説教。最近は、すぐハラスメントになるらしいので、そこは細心の注意。

こんなんで、良いのかしらん?

以上、愚痴でございました。くだらない話で、すみませんm(_ _)m


タグ:教育
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地デジ化 [夜話]

お久しぶりです。ちょっと見ない間に、皆様コメントありがとうございます。

最近、ちょ~っと忙しいので、少しずつ読んでお返事しますm(_ _)m


さて、話は変わりますが、地デジ対策お済みですか?あと5日らしいですよ?

水琴?

全然ダメです(笑)

集合住宅なので、アンテナは大丈夫なんですけど、チューナーの方が問題です。テレビを新しくするか、チューナーを買うか、チューナー内蔵のDVDデッキにするか・・・とか、テレビを買うとしたら、どれくらいの大きさで、どこのメーカーにするか・・・とか、ウジウジ考えたりして、今は仕事忙しいし、また来週考えよう・・・とか、ついつい先送りにしていたら、とうとう間に合わない感じになってきました・・・。

何やってるんだか。

まあ、いいんです。

最近見ている地上波は、NHK杯くらいですから。なくなっても、すぐに何か困るかというとそうでもないような気もします。台風の動きなどの災害情報も、インターネットで見られるので、実は意外に大丈夫。

とはいえ、いつまでも放置するのも何なので、月末くらいには手を打ちたいところですが・・・。

地デジ化してしまえば、テレビの値段は下がるのか、あるいは、私と同じように遅れて駆け込む人のせいで値上がりするのか・・・。どうなんでしょうね?


タグ:時事
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ゴミ焼却場の放射能汚染 [夜話]

いつかは問題になって来るであろうと思っていましたが、各自治体のゴミ焼却場の焼却灰の放射能レベルが高いということが話題になってきました。

ある程度の広さから集めてきて、燃やしてかさを減らすので、濃縮されるのは、ある意味では当たり前な話です。草刈りもする季節なので、余計でしょう。

報道によると、たとえば柏の焼却場のレベルは、原発北西方向の高線量地域の表層土壌に匹敵するかやや上回る水準と思われ、扱いにはそこそこ注意が必要なものと思います。とりあえず、一時保管というのが現状ですが、いつまでもそういうわけにはいかないでしょう。流山市は、うっかり(?)普通の処分場に送ってしまったらしいですが・・・。まあ一度や二度で現実に支障を来すかというとそうでもないでしょうが、継続的にやってはいけません。

放射性物質に限らず、汚染の対策は、二通りです。

(1)濃縮して容量を減らし、特別な場所で厳重保管する
(2)希釈して普通に捨てる

(1)は、ごく一般的な方法です。ゴミを収集・減容して1カ所に集めて処分するのは、私たちの本能と言ってもいいくらいです。今回の場合は、焼却灰を処理施設に持って行って1000~10000倍程度に濃縮し、低レベル放射性廃棄物として六ヶ所村に地中処分するという戦略になるでしょう。どのようにして濃縮・輸送するかということが技術的に確立していれば、すぐにでもできそうです。医療施設や研究施設などからでる放射性廃棄物などを処理する流通網や設備はすでにあるわけなので、それを少し修正すれば、個人的には、あまり難しくなさそうに思いますが、話が動き出さないところを見ると、何か課題があるのでしょうか?予算確保に手間取っているとかでしょうか。あと、低レベル放射性廃棄物処分自体に反対している人々がいることも事実です。そこでスタックしてしまうようだと、(1)の方法は使えません。

(2)は、どうでしょうか。エントロピー増大の法則(万物は必ず散らかる法則)に敬意を表するならば、本来的には(2)の方法がオススメです。(1)は、管理にほころびがあると、濃縮しているだけにいろいろと面倒です。(2)の方法では、すでに薄まっているので、そういう問題は発生しません。将来的な生物濃集の可能性を勘案しても、1000-10000倍程度に薄めれば、経験的には無害と言っても差し支えなくなるでしょう。具体的には柏の焼却灰1kgにつき、汚染されていない焼却灰1~10tを混ぜて一般廃棄物化して処分する・・・ということになりますが、こちらもまた、考えてみると1000-10000倍程度薄めるというのは意外に大変なのかもしれませんね。

こうしてみると、どうも、濃度が中途半端にいやらしいという事のようです。(1)のためには、1000~10000倍濃集させる必要があり、(2)のためには、逆に1000~10000倍薄めなくてはいけない。かといって、何もしないで処理していいかというと、それはぎりぎりアウトな気がします。

どちらの選択をするとしても、さっさと実証試験くらいはやりはじめないと、現実に焼却灰はどんどん貯まってしまうので、結構忙しい問題です。

遠い将来に実現するのかしないのか分からないような脱原発の夢を語る前に、まず、こっちが喫緊の課題だと個人的には思うのですが、なかなか地に足の付いた話が出てこないので、歯がゆい感じです。報道されてないだけとかで、実際には水面下で進んでいるのなら良いんですけどね。


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第52期王位戦第1局 [将棋]

広瀬王位に羽生二冠が挑戦する今期の王位戦。

広瀬王位は、振り飛車系オールラウンダーで、特に振り飛車穴熊が得意。独特な棋風で、いまいち表現しづらい。攻守にバランスがとれていて、柔軟な指し方が多いイメージ。若手ながら、一瞬の切れ味で持って行くというよりは、大局観を重視している気がする。穴熊の強みも弱みも知り尽くし、相穴熊戦に強い。

挑戦者の羽生二冠は、居飛車系オールラウンダーで、あらゆる戦型を指しこなす。今期は、名人位を失ったものの勝率は依然として非常に高い。名人戦以外では、ほとんど負けていない感じだ。攻守にバランスがとれているが、やや攻撃重視。

今シリーズの戦型は、どちらが振るかは問わず居飛車・振り飛車の対抗形を軸に、ときに相居飛車を混ぜる感じと予想。

さて、第1局はどうなったでしょうか。詳細は中継ページをご覧ください。

羽生二冠の先手で、初手▲7六歩の出だし。最近は二手目△3二飛の影響で、初手▲2六歩も増えているけど、本局は▲7六歩。

対して、△3四歩は普通。しかし、3手目▲6六歩で早くも戦型予想が外れた予感。これは、相振りになりそう。

結局、▲向かい飛車vs△三間飛車に進んだ。羽生二冠誘導の相振りは、はじめてじゃないかと思うくらい珍しい。

玉の囲いは、先手が金無双、後手が美濃囲い。金無双は全く見なくなっていたけど、また少し復権してくるのかも知れない。最近は相振りにおける強力な矢倉崩しも開発されているので、一頃のように矢倉に組めたら作戦勝ちという雰囲気でもなくなってきている。逆に、美濃囲いは上部に弱いと言われていたけど、手数の割には固く、先攻できれば意外と相振りでも使えることが分かり、非常に頻繁に採用されている。

32手目△3五銀まで、後手は、するすると左銀を五段目まで繰り出して、まずまず。先手は、とりあえずは、後手の攻撃を受け、カウンターを狙う構えのようだ。

35手目▲6八角が、比較的珍しい構想。38手目△3四飛と戻らせて、ちょっと気分良し。

39手目▲7四歩から、先手も飛先交換に行く。とりあえず、一回ジャブを入れておく感じかな。開戦と言うほどでもなさそう。一歩手持ちにして、▲8五飛と引き、様子をみる。

48手目△6四歩は、大胆な一手。すかさず、先手は▲8四歩と合わせて、7四の歩を取りに行く。56手目△7四歩では、若干悔しいような気もするけど、高美濃にすることには、それだけの価値があると言うことか。

57手目▲6五歩に手抜いて、△2六歩と進み、本格的な戦いに突入。

68手目△1三桂で、応酬が一段落。先手の次の指し手は、▲5五歩か▲3五歩か・・・。実戦は、69手目▲3五歩でした。77手目▲6五桂まで、先手がかなり気分良く攻めてる感じで、先手優勢かと思ったけど、次の△3六歩の手裏剣が意外に厳しく、実際の形勢は明瞭ではない。

84手目△3六角成と馬を作り、遠く後手陣の守りにも効いているのは大きい。

先手も85手目▲7三歩から攻めかかる。ただ、88手目△7三銀まで進んでみると、後手陣が意外に耐久力がある。やむをえない▲9五桂からの攻めに、△8四歩が当然とはいえ落ち着いた受け。

92手目△2六馬は、防御力が低下するだけに決断の一手。勝ちに行っている。

対して、93手目▲2五歩も勝負手。いろいろな手が見えるだけに、悩ましい。ここは長考したいところ。結局、94手目△5七桂~△2八歩とがんがん行く手を選択。これで、先手玉が寄っていると見た。

98手目△2五桂と、端っこにいた桂馬が世に出てきた。後手も全軍躍動してきて、この攻めは切れない。あとは、先手が一発カウンターを入れる順がまわってくるかどうかという終盤になってきた。

銀を取る前に、102手目△6五桂を入れたのは細心の寄せ。王手は追う手とも言われるけど、ここに逆から▲6五桂と打たれる順を消しておかないと後手玉が危ない。

107手目▲6三桂に強く△同金と取って、後手の勝ち筋か。しかし、そこで、死んだフリして▲6七金が勝負術。持ち時間がないと、慌てそう。

広瀬王位は、慎重に読みを入れて、△5八成桂からの寄せ合いを選択。後手玉は、必至はかかるが詰まない。

最後は、122手目△6九馬から、先手玉を即詰みに討ち取り、激闘に終止符。

相振り飛車のじっくりした序盤から、後手が先攻して先手が反撃する展開に。中盤は、先手が良さそうに見えたけど、いつの間にか体が入れ替わり、後手の勝ちそうな終盤に入った。しかし、最後は結構難しい即詰みで勝たないといけないという終局。形勢が揺れ動いているように見えて、意外と差が付いていなかったのかもしれない。

どうも、この両者は結構かみ合ってると見ました。第2局以降も熱戦が期待できそう。

次局は、広瀬王位の先手なので、先手四間飛車穴熊に、後手居飛車穴熊の相穴熊が本命。穴予想としては、羽生二冠の振り飛車(ゴキ中か角交換型)に、広瀬王位が居飛車で対抗・・・としておきます。横歩取りは、まだ出ないでしょう。


タグ:将棋 王位戦

プログラミングは難しい・・・ [夜話]

数値シミュレーションを生業とする研究者でも、最近は自分でプログラムコードを書かずに、できあいの解析ソフトを使っている人もいるらしい。私は、別に数値シミュレーションだけやっているわけでもなく、別に古風(?)んばこだわりを持っているというわけでもないけど、自分で書き起こすことが多い。

別にできあいのソフトで良いのがあれば、それでも良いと思っているんだけど、実際には妥協せずにあれこれ機能にこだわりだすと、結局どれも自分の理想に合わないので、自作せざるを得ないというのが、一番の原因。

ただ、自作すればしたで、悩みが多いのも事実。当たり前だけど、やはり、自分で書いているだけあって(笑)、バグが多い。

もちろん何年もやっているので、プログラムの動作に致命傷を与えるようなものは、簡単に取り除けるようにはなったけど、問題はまともに動いてるフリして、答えが間違っているというタイプ。当然、自分の用意しているエラー検知システムをかいくぐってくる。しかも、大間違いならすぐ気づくけど、ちょっとだけ「?」という程度の症状のもの。

そういうのは、大体が、わずかなバッファーオーバーフローが原因だとは分かっているのだけど、その場所を探し出すのが大変。

バッファーオーバーフローは、OSなどでそういうバグがあると、そこからウイルスを実行させるスキになったりするということで、セキュリティ用語として有名かも知れません。私のプログラムは、別にスキになったりすることはないけど、要は、メモリ上に予定で用意した領域サイズ以上の情報を送り込んでしまい、そして、知らないうちに予定外のメモリ領域を浸食し、不思議な動作を始めてしまう・・・。予定外の領域なので、何も変更の命令を与えていないはずのところが書き換わってしまっていたりする。

まあ、要は、勝手にパンクして誤動作し、自爆しているということなわけですが・・・。

そんなの簡単に検知できそうだけど、意外に簡単ではない。たとえば、私はコード内に自作で埋め込む検知システム以外に、普段から配列のオーバーフローを検知するような命令も与えてコンパイルしているので、理論上は見逃さないはず。しかし、おそらくその命令も完璧ではなく、現実には、わずかに見逃してしまうケースがあるということのようだ。

コンピュータ自身が気づかないわずかなほころび・・・。それをどうやって探すかというと、結局、最終的には、どこで破綻が開始しているかを前後から挟んでいって確認するという原始的な方法で探すことになる場合がほとんど。そして、絞り込んできたら、アルゴリズム上は順番が逆でもいいものを逆にしたりして、動作の変わり具合を見て当たりを付け、あとはじっと眺めて誤りを探すという感じ。

探し当てたときには、嬉しいと言えばそうですが、なぜにこんなにダイレクトにおかしいものが気づかれないで実行されてしまうのか、コンピュータの神秘にも首をかしげます。

もちろん、いい加減でも動いてくれる部分があるから、「多くの場合まっとうに動くけど、まれに誤動作する程度のバグを含むプログラム」という段階でも、答えが出てくるようになるわけで、それがメリットになるときもあるとは分かっているのですが・・・。

それにしても、ミクロには0と1という単純な仕組みで動作しているものが、マクロな結果としてファジーな挙動を見せるのは、何とも不思議。

バッファーオーバーフローを厳しく検知できる一般的な仕組みが、未だに開発されておらず、日々そのバグを含んだソフトが世に供されている現状を見ると、その不思議な挙動は、未だ人間の完全なる理解の支配下におけていないのかもしれません。

それとも、そのような厳しい仕組みを作ってしまうと、逆にあまりにも厳しすぎて、ミスの多い人間では永遠にコードが完成させられないということもあるのかも・・・?

まあ、何にしても間違っているものは直していかないと行けないので、やることは一緒。

日々、間違い探し。これは、しょうがない。

今作っているのは、意図したとおりに動いてくれれば、私の分野で50年来の謎とされてきた部分に対して、自分の開発した最新理論を組み込んで解析できる世界で一つのプログラム。その夢を励みに、地味にコツコツ頑張るのです・・・。


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